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様々な男女の、一晩の出会いと翌朝の食事風景を、淡々と時に暖かく時に切なく描くオムニバス作品です。
ほぼ毎回違う人々のドラマが描かれるので、何なら1巻から順に読まなくても大丈夫なくらいですが、稀に以前描かれた人のその後の話があったりもします。 同様コンセプトの他作品もありますが、この作品は幸せなその後を感じさせる話ばかりでなく、結末が上手くいかない話でも読後感は悪くないので、淡々としているようでどこか暖かい作者のセンスが良いのだと思います。出てくる食べ物はお洒落なものはむしろ少なめで、物語に添ったとても美味しそうなものばかりです。 |