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表紙の時点で写真が暗め(青みがかってる?)。
本文内の写真も総じて暗く、全ての解説を写真で行っているのでメリハリが無い。 簡単な図にした方が分かりやすいだろうというもの、例えばピン切りでのピンの切り方も写真で解説されているため、写真内では該当箇所が非常に小さくなっており、本書のターゲットであろう初心者には今ひとつ加減が伝わらないのではないか。 ホビージャパンでの解説記事や攻略記事に慣れているせいもあるかもしれないが、解説の後に完成品を見せない本書の構成には片手落ちな感が否めない。 完成品は最初の数ページに少し載っている程度なので、その後はほとんどそれらの作品をどう塗ったかだけで終わってしまい、その意味でもメリハリが無いように感じた。 せっかくの失敗例の紹介も、完成品を見ながら「前述の失敗箇所も、このとおりある程度目立たなくできた」と言った具合に見せてくれれば、もう少し活きただろうに。 ミキシングについての記事も、あまり良くないと思う。 パーツを見る限り最低でも4キットのパーツが確認できるが、果たして初心者がそんな数のキットを気軽にミキシング出来るものだろうか? フレームアームズとのミキシングにしてはフレームアームズからの使用パーツが少なく、完成品を見た感想は「ただ色が揃っているだけ」だった。 これなら、使用キット数を減らして、FAガール轟雷にフレームアームズ榴雷・改の脚や装備を盛り付けるといった具合の作例の方が記事の内容としてもミキシング作品としてもまとまりや説得力のあるものになったのではないだろうか。 轟雷改Ver.2で余る装甲パーツをアーキテクトなどの素体系の子に流用して、流用にあたって不足するパーツや物足りない部分をMSGで補うといった内容でも良かったかもしれない(これは個人的な好みでもあるが)。 最後に。 著者のファンでもなければ、あまりオススメはしない。 「FAガールを作りたいんだから、FAガールで解説されている本が欲しいんだ!」という人は、これを買えばいいかな。
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オオゴシトモエさん著のFAガール本第2弾です。
タイトルに「塗装」とありますが組み立ての基礎的な解説も多く、実際にはキットを塗装まで行って完成させるための総合的な入門書と言うべき内容となっています。 前書『はじめてだって楽しい!フレームアームズ・ガールの教科書』と一部重複するところが多いのですが、概ね更に詳しく丁寧になっているので、リニューアル版のようなものと考えていいでしょう。 前書をお持ちでなければ、本書だけを購入でも十分かと思います。 前書で残念だった誌面作りの垢抜けなさは、編集に元ホビージャパン編集長の佐藤忠博さんが加わったためか若干改善したとは思いますが…、 それでもまだまだ見せ方がイマイチですね。 また色合いが暗い写真が散見されるという、ハウツー本としては致命的な欠点もあります。撮影と印刷、どちらの問題かはわかりませんが、どうにかならなかったのでしょうか…。 総合的に模型製作の腕前が高い方には必要ありませんが、初心者の方ならびに、これから可動美少女プラモデルを始めてみようかという方にはご一読をオススメします。
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