1人のうち1人が参考になったと言っています
こちらも廉価再発売版で、元は前巻『1976~1982』と2枚組だったものを分けただけのようです。
『科学戦隊ダイナマン』 夢野博士同様、子供たちから発明おじさんと慕われていた木田博士。 子供たちの心配をよそに、彼は恐るべき威力を誇るパワーガンを発明。しかし売り込もうとした相手は、人間に化けた有尾人だった…! 一度危ない目に遭ったくせに木田博士が研究の放棄を渋ったため、更なる危機が訪れる…という、典型的な「科学の誤った使い方」の物語です。 木田博士役の和崎俊也さんが出演していた『ミラーマン』に対照的なエピソードがあったのが興味深いです。 和崎さん演じるSGMの村上チーフは誤射(実は濡れ衣)のために刑事を辞めた過去を持つが故に「力」の行使には慎重で、試作光線銃ソルガンを貸与されるも苦悩、結局「SGMは頭脳で戦うべき」とガンを返却しました…。 『超電子バイオマン』 夏休み最後の思い出にと、親友と待ち合わせて二人で宝探しに行こうとしていた少年を助けたバイオマン。 しかし彼の持つ宝の地図がバイオベースの所在地と一致することが判明。 偽物の地図を作成して敵の目を欺きつつ、先に到着して囚われたもう一人の少年を救出するための作戦が開始される…。 途中、囚われていた少年が無事戻って来るのですが、その言動に違和感を覚えたレッドワン/郷史朗の咄嗟の対処がお見事。 仲間をも欺く真剣な眼差しで少年に鎌をかけ、正体を暴き出した阪本良介さんの迫真の演技にしびれました! ラスト、無事宝探しを再開した少年たちの終着点に待つものに思わずニッコリさせられます。 『電撃戦隊チェンジマン』 大星団ゴズマはマグマを活性化、地上を壊滅させる作戦を開始。残り時間はあとわずか…! 時間経過の表現として、デジタル時計の時刻が何度も画面に大きく表示され、否応なしに緊張感が高まります。…最近もそんなドラマあったっけ(笑)。 『電撃戦隊チェンジマン シャトルベース!危機一髪!』 シャトルベースが宇宙獣士ドドンにジャックされ、チェンジマーメイド/渚さやかと乗組員たちを残したまま墜落の危機に。 しかしドドンは突然苦しみ出す。特殊な周波数の電波に弱かったのだ。 先に脱出していた4人は原因が少年の不慣れなアマチュア無線にあることを突き止め、無線機を貸してもらうことに…。 これまで戦隊の母艦と言えば自動もしくはごく少人数での操縦でしたが、シャトルベースには地球守備隊の隊員も多数乗艦しています。 「ヒーローの陰で戦っている人々」を描写した作品は別に本作だけではないのですが、まぁ何と言うか…、当時の時代の要請だったのでしょうね。 兵器を造り、運び、直す人がいるという、実は当たり前のことをサラッと描いたガンダム的リアルの影響を受けなかったクリエイターは当時ほぼ皆無だった…と思います。 『超新星フラッシュマン』 改造実験帝国メスは、獣戦士製造のために地球の動物を多数必要としていた。 家でペットを飼えない子供たちが作った「子ども動物園」の動物たちまで狙われ…! 獣戦士がなぜか犬のポチに動揺してしまうことに気付いたフラッシュマンの5人は、ポチを側に置くことで戦いを有利に進めようとしますが…。 ラスト、親を亡くした動物たちを子ども動物園に託して5人は去りますが、肉親と引き裂かれて育った自分たちの気持ちを動物たちに重ねたかのような置き手紙が切ないです。 戦隊シリーズは徐々に観なくなり、私にとってはチェンジマンが最後だったのですが、改めて腰を据えて観るとこんなに面白かったなんて!…と驚いています。 では引き続き、『一挙見Blu-ray』ももう1本観ます(笑)!
|
1人のうち1人が参考になったと言っています
本作は「東映まんがまつり」で上映された内、劇場版オリジナル作品「だけ」をまとめたものです。
よって残念なことに、TVシリーズの再編集版しか上映されなかった『バトルフィーバーJ』が抜けています…(泣)。 『秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン!』 TVシリーズの四国ロケと同時に撮影されたようで、キレンジャーは二代目・熊野大五郎が在籍した時期です。 またこの時期、イーグル連絡員007/加藤陽子の活躍も光っていたのが印象的ですね。水着もあるよ(笑)! ストーリーはTVの各回と大差なく特に大作感もないのですが、松山城天守での「5人揃って、ゴレンジャー!」決めポーズが見られるだけでも価値のある作品だと思います(笑)。 『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』 「VS」といっても、本当に敵対することがほとんどないのは東映まんがまつりのお約束(苦笑)。 作戦室でジョーカー/鯨井長官からゴレンジャーだけでなく仮面ライダーV3とアマゾン、キカイダーも世界各地で悪と戦っていることが説明されますが、こうして各作品の世界がゆる~く繋がっているというのがいいですね。 ゴレンジャーで顔出し登場はモモレンジャー/ペギー松山のみ。 残念ながら宮内洋さん演じるアオレンジャー/新命明とビッグワン/番場壮吉が対面してビックリ!…というお遊びはないのですが、まぁそれは大人ファンの愉しみ方ですね(笑)。子供たちには同じ人が演じているとわざわざ認識させなくてもいいですから。 計10人のヒーローアクションも見もので、モモとクイーンがピンクレディーの『UFO』を真似て敵戦闘員を骨抜きにする場面には時代を感じます(笑)。 また超豪華キャストのクライム四天王(天本英世・潮健志・安藤三男・金田治)にもご注目。 『電子戦隊デンジマン』 デンジランド着陸のしばらく後、地球に来訪していたデンジ姫一行。 地球に留まるよう命じられた侍女の子孫である母娘が持つ「虹の石」がベーダー一族に狙われ…。 デンジ星人の生き残りが地球に血を遺していたという壮大な設定、宇宙帆船や海中から浮上するデンジタイガーなど迫力の特撮と、劇場版にふさわしいボリュームの作品です。 虹の石は誰が持って来たのだろう…という問いに、デンジ犬アイシーはボソッと「記憶にありません」。 電子戦隊の「頭脳」にしては頼りない返事ですが…。 これ、当時の流行語でしたっけ?政治とカネの問題をごまかす魔法の言葉として、今でも重宝してますよね(怒)。 『太陽戦隊サンバルカン』 なんと、二代目バルイーグル/飛羽高之初参戦となるTV第24話と同じ日(1981.7.18)に公開!シリーズ後半戦の始まりを大いに盛り上げたことでしょう。 第24話と同じく、浜名湖ロケシーンがあります。 アクションシーンもヘリに吊し上げられた飛羽が銃撃に晒されるというハードなものから、歌舞伎風に見栄を切るハナビモンガーが「マヌケ」という字を象った仕掛花火でシャークとパンサーをおちょくるといったものまで、バラエティー豊かに楽しめます。 ジャガーバルカンも噛みつき攻撃で大活躍。口の中格納庫なんですけど、大丈夫…(笑)? 『大戦隊ゴーグルⅤ』 ザゾリヤ博士がデスダークから脱走。負傷した彼女の言葉をゴーグルピンク/桃園ミキは信じてあげようとしますが…。 結局ザゾリヤ博士は負傷してまで芝居を打っていたのですが、無邪気に話しかけてきた少女に心が揺れるような描写があっても良かったかも知れませんね。 お手頃価格なので、『一挙見Blu-ray』の価格ではちょっと…という方にもオススメです。 |