2人のうち2人が参考になったと言っています
遂にイサックが自分の銃を取り戻し、さらにロレンツォの計画もほぼ振り出しに戻した、久々の爽快巻でした。ヨーロッパでの最高の戦友とも再会し、長く連れ添った仲間との別れなど、盛り沢山の展開ですが、どれも今後の展開の布石になりそうで、ひょっとしたら日本に戻る日も近いのかも…と感じました。
|
ユーリヒ要塞攻防戦。敵の大部隊が迫る中、小娘のゼッタですら天候の知識で貢献する中、役立たず扱いの商人クラウスがまさかの大手柄! 臆病ならではの妙案、銃剣のアイディアは痛快でした。必殺銃を欠いたままのイサックにも、遂にこの時が!戦局は大きく動き出す!
ところで、イサックが戦国日本からヨーロッパまでやって来た理由に対しての大きなツッコミに、今回ロレンツォが答えてしまっています。”もう間に合わない”、読者のほとんどがそう思いながら読んでいるとは思いますが…。 |
相変わらず、狙撃手の命である銃無しで戦いに挑むイサック。遂にオランダのユーリヒ要塞の攻防戦が始まり、宿敵との再戦の流れに。ここで念願の銃を取り戻し、敵討ちに終止符を打つことは叶うのか!?
ドイツの30年戦争から、オランダのスペインからの独立戦争に舞台が移り、イサックの故郷・日本での大阪城攻めの戦術や用兵の事にも言及されていて、とても興味深いです。 |
2人のうち2人が参考になったと言っています
30年戦争時代の17世紀ローマ帝国で、傭兵として戦う主人公は、火縄銃を携え異国の刀・甲冑を身に着けていた!…どういった経緯でこの時代の日本人が中世ヨーロッパで戦っているのかは、まさにこの漫画の肝でもあるので伏せますが、作画をはじめ物語運びの巧みさ、戦場描写、圧倒的不利な中での戦略、狙撃手物の面白さ、どれもかなりの高水準です。その上で、当時のヨーロッパ人には理解し難い、主人公イサックの気高さ・義侠心が、次第に周囲の人々を変えていく過程がこの作品の最も魅力的な部分かと思います。
お話の根っこに当たる宿敵との決着は、未だ良い緊張感の中、次巻以降に続いています。
|