プロセスモデル―暗在性の哲学 [単行本]
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プロセスモデル―暗在性の哲学 [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2023/02/14
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プロセスモデル―暗在性の哲学 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    著名な心理学者カール・ロジャーズの共同研究者にして後継者、また、心理療法の技法・フォーカシングの開発者として、ユージン・T・ジェンドリンの名前と業績は今日広く知られている。一方で、ジェンドリンはそもそも知覚とはどのようなものであるかを、深く探究していた。本書は、ジェンドリンが心理学分野における主著『フォーカシング』を上梓するにいたる研鑽と並行して深めてきた哲学的思索の結晶であり、動植物や人間が生きる世界を包括的に把握しようと試みた理論モデルである。動物はいかに行動を獲得するのか。人間はどのように言語を獲得し、いかにして創造することを可能にしてきたのか。そして、われわれ人間が知覚する以前に「暗在するもの」とは何か―。近代の科学と哲学が暗黙のうちに前提としてきた還元主義を乗り越え、「新しい人類」像をも提示しようとしたジェンドリンの思考の到達点。
  • 目次

    前書き(ロバート・A・パーカー)
    謝辞
    序文(ユージン・T・ジェンドリン/ディビッド・ヤング)
    序言的な注

    I 身体‐環境(B-En)

    II 機能的循環(Fucy)

    III 対象

    IV 身体と時間
    IV‐A 機械ではない身体についての異なる概念
    (a)(あるプロセスが停止したとき)身体は継続する何かである──それは別のプロセスである
    (b)インプライングの全体だけが存在する
    (c)身体はサブプロセスである──そのサブプロセスはどこまでも身体‐環境#2および環境#3である
    (d‐1)身体のシンボリックな諸機能
    (d‐2)私たちがさらに概念を形成していくためのいくつかの要請
    (e)万事連関(evev)
    (f)焦点化
    (g‐1)連関
    (g‐2)新旧のモデル──いくつかの対比
    (h‐1)交差、メタファー、生起の法則
    (h‐2)自由度
    (h‐3)スキーマ化することによってスキーマ化されること(sbs)
    (h‐4)sbsの二つの方向
    IV‐B 時間――環境#2と環境#3、生起とインプライング

    V 進化、新しさ、安定性
    V‐A 介在する事象
    (a)最初に、大きな新しい事象が、他の諸プロセスの中でどのように発展できるのかについて考えてみよう。
    (b)新しい諸事象は、私たちが「停止したプロセス」と呼ぶもの自体の中で発展するかもしれない。
    V‐B 安定性――開かれた循環

    VI 行動
    VI‐A 行動と知覚
    VI‐B 行動空間の発展
    (a)動機づけ
    (b)交差‐文脈的形成
    (c)行動空間
    (d)ピラミッド化
    (e)対象の形成──対象が出現する
    VIの補遺
    (f)静止知覚、インパクト知覚、背後の知覚
    (g)連関化
    (h)結節化
    (i)圧縮
    (j)より原初的な水準への「逆戻り」
    (k)行動的な身体‐発達
    (l)習慣
    (m)キネーション(想像とフェルトセンス)

    VII 文化、シンボル、言語
    VII‐A シンボリックプロセス
    (a)身体の見え
    (b)ダンス
    (c)表象(リプリゼンテーション)
    (d)二重化(ダブリング)
    (e)表現
    (f)新たな種類の推進
    (g)像
    (h)見られるもの(シーン)と聞かれるもの
    (i)行為(アクション)
    (j)普遍(ユニバーサルズ)(類(カインド))
    (k)行為(アクション)とジェスチャー
    (l)スロット化された儀式
    (m)つくること(メイキング)とイメージ
    (n)連続と道具の新鮮な形成
    (o)スキーマ的な諸用語──メッシュ化された、暗在的な機能、ヘルド、再構成化
    VII‐B 原言語
    (a)内的空間
    (b)フリップ
    (c)秩序
    (d)この目の前の文脈における不在の文脈
    (e)クラスターの交差、いわゆる「慣習的」なシンボル:それらがそれぞれの状況において、もはや身体の象徴的像(アイコニック)ではなく、それにもかかわらず、いかに恣意的ではなく有機的であるか──原言語的シンボルの内部関係
    (f)言語の形成──二種類の交差
    (g)フリップはいつなのか。言語の使用における音‐形成の中止
    (f)の補遺 細部は脱落しない──普遍は空虚な共通性ではない

    VIII 暗在するものによって考える
    (a)導入
    (b)直接照合体とフェルトシフト
    (c)新たな種類の連続
    (d)連関と完全なフィードバック対象
    (e)新たな推進と新たな空間の図式的概略
    (f)直接照合体の形成を例証する諸要点について急ぎ言明すること
    (g)VIII‐fへの付記
    VIIIの補遺──モナドとダイアフィル
    モナド
    ダイアフィル
    結論と始まり

    原注
    補論1 『プロセスモデル』理解のために(得丸智子)
    補論2 『プロセスモデル』のわかりにくさに取り組むためのいくつかの「読み」(村里忠之)
    解説(村里忠之)
    訳者あとがき(末武康弘)
    文献
    索引
  • 出版社からのコメント

    「身体と環境は一つのプロセスである」。世界を包括的に把握しようと試みた、心理学者にして哲学者・ジェンドリンの思考の到達点。
  • 内容紹介

    〈私たち人間は確かに知覚するものであるが、同時にまたより原初的かつより直接的に相互作用する生き物でもある。私たちはこの生命を他のすべての生き物と共有する。植物のように、私たちの身体は身体として、私たちの五感とともにのみ生じるものとしてではなく、相互作用する〉
    著名な心理学者カール・ロジャーズの共同研究者にして後継者、また、心理療法の技法・フォーカシングの開発者として、ユージン・T・ジェンドリンの名前と業績は今日広く知られている。
    一方で、ジェンドリンはそもそも知覚とはどのようなものであるかを、深く探究していた。本書は、ジェンドリンが心理学分野における主著『フォーカシング』を上梓するにいたる研鑽と並行して深めてきた哲学的思索の結晶であり、動植物や人間が生きる世界を包括的に把握しようと試みた理論モデルである。
    動物はいかに行動を獲得するのか。人間はどのように言語を獲得し、いかにして創造することを可能にしてきたのか。そして、われわれ人間が知覚する以前に「暗在するもの」とは何か――。近代の科学と哲学が暗黙のうちに前提としてきた還元主義を乗り越え、「新しい人類」像をも提示しようとしたジェンドリンの思考の到達点。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ジェンドリン,ユージン・T.(ジェンドリン,ユージンT./Gendlin,Eugene T.)
    1926‐2017。アメリカの哲学者・心理学者。シカゴ大学で哲学を学んだのち、クライエント中心療法の創始者カール・ロジャーズに師事。独自の体験過程理論を通じて「フォーカシング指向心理療法」を確立した。また、本書を中心として独自の「暗在性の哲学」を展開した

    村里 忠之(ムラサト タダユキ)
    宮カウンセリングルーム/村里心理療法研究所。博士(学術)。臨床心理士

    末武 康弘(スエタケ ヤスヒロ)
    法政大学現代福祉学部臨床心理学科教授。博士(学術)。臨床心理士・公認心理師

    得丸 智子(トクマル サトコ)
    開智国際大学国際教養学部教授。博士(人文)
  • 著者について

    ユージン・T・ジェンドリン (ユージンジェンドリン)
    1926-2017。アメリカの哲学者・心理学者。シカゴ大学で哲学を学んだのち、クライエント中心療法の創始者カール・ロジャーズに師事。独自の体験過程理論を通じて「フォーカシング指向心理療法」を確立した。また、本書を中心として独自の「暗在性の哲学」を展開した。著書にFocusing(Bantam Books 1981 ; 村山正治・都留春夫・村瀬孝雄訳『フォーカシング』福村出版 1982)Focusing-oriented psychotherapy: A manual of the experiential method(Guilford 1996 ; 村瀬孝雄・池見陽・日笠摩子監訳『フォーカシング指向心理療法』金剛出版 1998)Experiencing and the creation of meaning: A philosophical and psychological approach to the subjective(Northwestern University Press 1962/1997 ; 筒井健雄訳『体験過程と意味の創造』ぶっく東京 1993)ほか多数。

    村里忠之 (ムラサトタダユキ)
    (むらさと・ただゆき)
    宮カウンセリングルーム/村里心理療法研究所。博士(学術)。臨床心理士。著書に『ジェンドリン哲学入門』(共編著 コスモス・ライブラリー 2009)『「主観性を科学化する」質的研究法入門』(共編著 金子書房2016)ほか。訳書にジェンドリン『フォーカシング指向心理療法』(共訳 金剛出版 1998)ほか。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

    末武康弘 (スエタケヤスヒロ)
    (すえたけ・やすひろ)
    法政大学現代福祉学部臨床心理学科教授。博士(学術)。臨床心理士・公認心理師。著書に『フォーカシングの原点と臨床的展開』(共著 岩崎学術出版社 2009)『ジェンドリン哲学入門』(共編著 コスモス・ライブラリー 2009)『心理学的支援法』(誠信書房2018)ほか。訳書に『ロジャーズ主要著作集1-3』(共訳 岩崎学術出版社 2005)ほか。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

    得丸智子 (トクマルサトコ)
    (とくまる・さとこ)
    開智国際大学国際教養学部教授。博士(人文)。著書に『TAEによる文章表現ワークブック』(図書文化社 2008)『ジェンドリン哲学入門』(共著 コスモス・ライブラリー 2009)『ステップ式質的研究法』(海鳴社 2010)『「主観性を科学化する」質的研究法入門』(共編著 金子書房2016)『質的研究法マッピング』(共著 新曜社2019)ほか。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

プロセスモデル―暗在性の哲学 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:ユージン・T. ジェンドリン(著)/村里 忠之(訳)/末武 康弘(訳)/得丸 智子(訳)
発行年月日:2023/02/10
ISBN-10:4622095904
ISBN-13:9784622095903
判型:B5
発売社名:みすず書房
対象:教養
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:488ページ
縦:21cm
重量:770g
その他: 原書名: A PROCESS MODEL〈Gendlin,Eugene T.〉
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