互いにフォローしている方のレビューを読んで、面白そうなので購入してみました。
物語は特技と言えばゲーム、現在職探し中(しかしうまくいってない)の青年がロボットの操縦適性ありと認められ、いきなりいずれ地球も巻き込まれるであろう星間戦争に召喚されてしまう…といったものです。 初めは面倒臭いし死ぬかもなので嫌がる主人公ですが、得意なゲームのテクニックがそのまま戦闘に生かせる(実はそのゲームはパイロット探しのため地球に予めばら撒かれたシミュレータだった)と気付くやメキメキ戦果を挙げ、しかも多額の給料も貰えるなら母と妹を安心させられるから…と、毎回夕飯時には家に帰して貰う(苦笑)ことを条件にOKしてしまいます…。 まぁ設定はありきたりなんです(苦笑)。冴えない主人公が日常から離れると英雄に…!なんて物語はたくさんありますよね。 ですが作者さんもそんなことは百も承知の上でこのお約束を面白がって描いているようで、飽きが来ずむしろ痛快でした。 実際第1話は「読者もこういう展開はわかっている」ものと踏んで細かい説明抜きでどんどん強引に話を進めていくのですが、それがかえって何の心の準備もできていない主人公の慌てっぷりを上手く表現していると思います。 本巻後半には高校時代クラスで一番人気だった娘と再会、いい雰囲気になりそうなのですが、実は彼女は…!という展開も待っています。 本当の面白さはお約束な導入部を過ぎてから来るのでしょう、次巻以降も揃える予定です。
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2人のうち2人が参考になったと言っています
平たく言うとロボット戦争物なのですが、主人公は就職の決まらないゲーム中毒気味の若者で、母親と妹に心配かけまいと思いつつ中々結果が出せない日常からのサクセスストーリー⁉ …ロボットや宇宙戦艦のデザインはしっかりしていて、随所に意識的に80年代ロボットアニメ的な状況が出てきます。カ・キサキと言う同僚などは…⁉ 敵味方の確執、友情、恋愛、兄思いの妹の強引な行動等、へんてこな設定を軽妙に見事にまとめていて面白いです。
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