線形代数通論 [単行本]

線形代数通論 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  本書は大学初年級学生諸君のための、線形代数への入門書である。最近の大学教育のカリキュラムの多様化によって、線形代数の授業については、半年間で終了する大学や、十分な時間を掛けて学習する大学など、様々である。本書では、このような事情を考慮して、いくらか無理して駆け足で学習すれば、半年間の授業で一通り学ぶこともでき、他方、演習問題も解きながら丁寧に学習すれば、一年間の授業のテキストに利用することもできるよう、内容の構成に工夫した。

• 目次

  §1　数ベクトル
  §2　掃き出し法
  §3　行列
  §4　１次変換
  §5　線形写像
  §6　行列式
  §7　行列式の展開
  §8　クラメールの公式と逆行列
  §9　固有値と固有ベクトル
  §10　内積
  §11　実対称行列
  §12　線形代数の応用
  §13　線形計画法

• 内容紹介

  半年の講義でも学べるように、13節（13回の講義）を各8頁でまとめた。本文中の問題と巻末の補充問題を用いることにより、講義と演習による通年用教科書として利用することもできる。

• 著者について

  内田　伏一 (ウチダ　フイチ)
  山形大学名誉教授、理学博士。1938年 宮城県生まれ。東北大学理学部卒業、東北大学大学院理学研究科修士課程修了。東北大学助手・講師、大阪大学講師・助教授、山形大学教授などを歴任。主な著書に『集合と位相』『位相入門』（以上 裳華房）、『魔方陣』（日本評論社），『変換群とコボルディズム論』（紀伊國屋書店）などがある．
  
  浦川　肇 (ウラカワ　ハジメ)
  東北大学名誉教授、理学博士。1946年 兵庫県生まれ。東北大学理学部卒業、大阪大学大学院理学研究科修士課程修了。名古屋大学助手、東北大学助教授、マックス・プランク数学研究所客員教授、東北大学教授などを歴任。主な著書に『解析入門』『変分法と調和写像』（以上 裳華房）、『ラプラシアンの幾何と有限要素法』『微積分の基礎』（以上 朝倉書店）などがある。

線形代数通論 [単行本] の商品スペック