古代に真実を求めて―古田史学論集〈第19集〉古田武彦は死なず [全集叢書]

古代に真実を求めて―古田史学論集〈第19集〉古田武彦は死なず の 商品概要

• 目次

  巻頭言
  　二〇一五年、慟哭の十月［古賀達也］
  　古代の真実の解明に生涯をかけた古田武彦氏［正木裕］
  
  
  古田武彦氏追悼特集 古田武彦は死なず
  
  追悼メッセージ
  　古代史学の「天岩戸」を開いた古田先生を讃える［荻上紘一］
  　弔慰［池田大作］
  　古田武彦先生を悼む［佐藤弘夫］
  　古田武彦さんを悼む［高島忠平］
  　古田武彦さんを忘れない［中山千夏］
  　古田先生を悼む［桂米團治］
  　追悼　古田武彦先生［森嶋瑤子］
  　同志、古田武彦先生を悼む［石井昭男］
  　古田武彦先生を偲んで［藤沢徹］
  　追悼［安藤哲朗］
  　古田先生と齋藤史さん［北村明也］
  　古田先生との思いで［今井俊圀］
  　古田武彦先生への追悼文［原廣通］
  　古田武彦という人をどこまでも愛して［竹内強］
  　古田史学とわたし［水野孝夫］
  　古田先生をしのぶ［阿部誠一］
  　古田武彦先生　追悼文［古川清久］
  　「倭人伝」のご返事―古田先生の書簡のご紹介―［野田利郎］
  
  特別掲載
  　古代史対談　KBS京都ラジオ「本日、米團治日和。」抄録［桂米團治・古田武彦・古賀達也］
  
  再録　古田武彦先生の記念碑的遺稿
  　村岡典嗣論―時代に抗する学問―［古田武彦］
  　アウグスト・ベエクのフィロロギイの方法論について〈序論〉［古田武彦］
  　真実と歴史と国家―二十一世紀のはじめに―［古田武彦］
  
  論説・古田史学
  　古田武彦氏の著作と学説［古賀達也］
  　学問は実証よりも論証を重んじる［古賀達也］
  　「言素論」研究のすすめ［古賀達也］
  
  資料
  　古田武彦研究年譜［西村秀己］
  
  研究論文
  　孫権と俾弥呼―古田武彦氏の「俾弥呼の魏への戦中遣使」論証を踏まえて―［正木裕］
  　四天王寺と天王寺［服部静尚］
  　盗用された「仁王経・金光明経」講説―古田武彦氏の「持統吉野行幸の三十四年遡上」論証を踏まえて―［正木裕］
  　鞠智城と神籠石山城の考察［古賀達也］
  　「俀倭・多利思北孤・鬼前・干食」の由来―古田武彦氏の『隋書』俀国伝、「釈迦三尊光背名」の解釈を踏まえて―［正木裕］
  　九州王朝にあった二つの「正倉院」の謎［合田洋一］
  　『日本書紀』の「田身嶺・多武嶺」と大野城―古田武彦氏の『書紀』斉明紀の解明を踏まえて―［正木裕］
  　「唐軍進駐」への素朴な疑問［安随俊昌］
  　倭国（九州王朝）遺産一〇選［古賀達也］
  　「坊っちゃん」と清［西村秀己］
  
  付録
  　古田史学の会・会則
  　「古田史学の会」全国世話人・地域の会　名簿
  　編集後記

• 内容紹介

  前年急逝した古田武彦氏を追悼する。各界からのメッセージ、生前最後の出演となったラジオ番組での桂米團治氏との対談、氏の学問の方法や思想を窺うに足る記念碑的論文、詳細な研究年譜等を収録し、古田史学を受け継ぐ研究者にとり座右の書となすべき特集号。

古代に真実を求めて―古田史学論集〈第19集〉古田武彦は死なず の商品スペック