季刊・経済理論 第56巻第1号 特集：転換する資本主義と政治経済学の射程―リーマンショック10年 [単行本]

季刊・経済理論 第56巻第1号 特集：転換する資本主義と政治経済学の射程―リーマンショック10年 の 商品概要

• 目次

  労働問題の現状からの経済問題の考察：「一般労働者階層」の形成と福祉政治　今野晴貴（NPO法人POSSE代表理事）
  現代日本における階級構造の変容　橋本健二（早稲田大学教授）
  グローバル資本主義の「資本主義度」を問う：市場原理の膨張，経済の金融化，グローバリゼーション　半田正樹（東北学院大学名誉教授）
  現代資本主義における利潤の認識と測定：原理論と段階論からの検討　岩田佳久（東京経済大学准教授）
  2019年度経済理論学会第67回大会の開催案内　大会準備委員会

• 出版社からのコメント

  世界金融危機から10年、日本が本格的デフレ不況に突入して20年、現代資本主義のこれまでとこれからの「転換」を考究する。

• 内容紹介

  世界金融危機から10年、日本が本格的デフレ不況に突入して20年という節目を迎え、あらためて現代資本主義のこれまでとこれからの「転換」を考究する。
  グローバル化による競争圧力、労働市場など社会の全構造に及ぶ新自由主義的改革、そして特に日本の場合は長期の不況の結果、現代の資本主義が労働者階級の生活に対してどのような破壊的な影響をもたらしているのか。それが世界資本主義のどのような構造からもたらされているものなのか。階級概念や現代資本主義の本質把握などをめぐる議論を提起する。

季刊・経済理論 第56巻第1号 特集：転換する資本主義と政治経済学の射程―リーマンショック10年 の商品スペック