ここから始める「憲法学習」の授業-児童生徒の深く豊かな学びのために [単行本]

ここから始める「憲法学習」の授業-児童生徒の深く豊かな学びのために の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  どうして「憲法」を学ぶの？全国の実践者がわかりやすく憲法学習の理論と方法を解説！見開きのレイアウトで各トピックの授業展開のコツがよくわかる。小・中・高校の授業実践で役立つ資料やヒントが満載！

• 目次

  はじめに
  
  第１章　なぜ，憲法学習は必要なのか
  
  第２章　学校現場で大切にしたい憲法学習の意義
  　１ 民主的に学ぶという視点から
  　２ 人権感覚を養うという視点から
  　３ 社会科教育の視点から
  　４ 道徳教育という視点から
  　５ 小学生が学ぶという視点から
  　６ 中学生が学ぶという視点から――嫌法学習から憲法学習へ
  　７ 高校生が学ぶという視点から――18歳選挙制度を見据えて
  　８ 大学生が学ぶという視点から
  　９ 国際的視野の視点から①――アメリカの法教育の伝統
  　10 国際的視野の視点から②――フランスの市民教育
  　11 国際的視野の視点から③――ドイツの政治教育
  　12 憲法改正をめぐる歴史的背景から
  　13 憲法学習としての「新聞」学習の可能性
  
  第３章　憲法学習の基礎基本――小学校での授業のために
  　１ 日本国憲法の学習をはじめよう
  　２ 日本国憲法とわたしたちの暮らし
  　３ 民主主義と人権のあゆみ
  　４ 日本国憲法の成り立ち
  　５ 立憲主義
  　６ 最高法規としての憲法
  　７ 憲法と地方自治
  　８ 三大原則
  　９ 立法・行政・司法の三権と憲法
  　10 国民の義務
  　11 義務と権利のちがい
  　12 国民主権
  　13 平和主義①――日本国憲法の「平和主義」とは
  　14 平和主義②――憲法第９条と自衛隊
  　15 平和主義③――戦後70年，日本が戦争していないわけは？
  　16 基本的人権の尊重
  　17 裁判員制度と憲法
  
  第４章　さらに深める憲法学習――中学校・高校での授業のために
  　１ 個人の尊重
  　２ 憲法の歴史と未来を考える
  　３ 国民主権と立憲主義
  　４ 象徴天皇制①――大日本帝国憲法との比較
  　５ 象徴天皇制②――退位なども重ねて
  　６ 幸福追求権と新しい権利①――環境権
  　７ 幸福追求権と新しい権利②――自己決定権
  　８ 幸福追求権と新しい権利③――プライバシー権，忘れられる権利
  　９ 平和主義①――憲法第９条の解釈について
  　10 平和主義②――「武力による平和」と国民の生命・財産・自由
  　11 自由権①――概説・歴史的背景
  　12 自由権②――精神の自由
  　13 自由権③――生命・身体の自由
  　14 自由権④――経済活動の自由
  　15 自由権⑤――財産権
  　16 社会権①――社会権はなぜ必要か
  　17 社会権②――社会問題
  　18 平等権①――概論・歴史的背景
  　19 平等権②――男女平等
  　20 平等権③――部落差別・ヘイトスピーチ・外国人の人権
  　21 平等権④――婚姻・両性の合意
  　22 教育を受ける権利①――教育の機会均等
  　23 教育を受ける権利②――権利を保障するための義務教育制度
  　24 労働権①――働くことの意義と保障
  　25 労働権②――働くことのリアルを求人票から考える
  　26 参政権①――概論・歴史的背景
  　27 参政権②――18歳選挙権と重ねて
  　28 請願権
  　29 国会と憲法①――帝国議会との比較
  　30 国会と憲法②――国会の現状と課題
  　31 内閣と憲法①――内閣はどんな仕事をするのか
  　32 内閣と憲法②――国会と内閣はどちらが強いか
  　33 裁判所と憲法①――裁判のしくみ
  　34 裁判所と憲法②――裁判員制度
  　35 地方自治と憲法
  　36 財　政
  　37 憲法改正
  
  第５章　憲法学習を活かすために学校現場で気をつけること
  　１ 政治的中立の留意点
  　２ 小学校授業の留意点
  　３ 中学校・高校授業の留意点
  　４ 外国にルーツを持つ児童生徒への対応
  　５ 特別支援を要する児童生徒への対応
  　６ ゲストティーチャーとのかかわり
  　７ 学級経営とのかかわり
  　８ ＩＣＴを用いた授業の工夫
  　９ ワークショップ型授業の工夫
  　10 提案・参加型授業の工夫
  
  巻末資料
  　日本国憲法
  　小学校学習指導要領（抄）
  　中学校学習指導要領（抄）
  　高等学校学習指導要領（抄）
  
  おわりに

• 出版社からのコメント

  全国の実践者がわかりやすく憲法学習の理論と方法を解説！ 見開きのレイアウトで各トピックの授業展開のコツがよくわかる。

• 内容紹介

  2017年に改訂された学習指導要領では、小学校6年生社会科の授業の学習順序が、歴史からではなく、政治（憲法）から学ぶように変更されたことなどから、学校現場でも「日本国憲法」に関する関心が高まっている。しかし、「日本国憲法」について授業を行うことに難しさを抱える教員も少なくない。本書では、教職員をめざす学生や、現場の教員が、実際に学校現場で授業を行う際に役立つ理論や実践をわかりやすく紹介する。

• 著者について

  長瀬　拓也 (ナガセ　タクヤ)
  2019年４月現在
  同志社小学校教諭
  
  杉浦　真理 (スギウラ　シンリ)
  2019年４月現在
  立命館宇治中学校・高等学校教諭
  
  奥野　浩之 (オクノ　ヒロユキ)
  2019年４月現在
  同志社大学免許資格課程センター准教授
  
  渡辺　暁彦 (ワタナベ　アキヒコ)
  2019年４月現在
  滋賀大学教育学部准教授
  
  松森　靖行 (マツモリ　ヤスユキ)
  2019年４月現在
  大阪府寝屋川市立田井小学校教諭

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