台湾研究入門 [単行本]
    • 台湾研究入門 [単行本]

    • ¥4,290129 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009003235289

台湾研究入門 [単行本]

価格:¥4,290(税込)
ゴールドポイント:129 ゴールドポイント(3%還元)(¥129相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:東京大学
販売開始日: 2020/02/27
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

台湾研究入門 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    重層的な移民が作り上げた活気に満ちた社会、その政治・経済・社会・文化・歴史などあらゆる角度から第一線の研究者が迫る。台湾への新たなる誘い。
  • 目次

    はじめに 「相互理解の学知」を求めて(若林正丈)
     1 「台湾研究」とは何か?
     2 「入門」とは何か?
     3 「帝国の学知」から「相互理解の学知」へ

    Ⅰ 日本植民地統治が台湾社会に与えたインパクト

    1 統治構造――清朝から台湾総督府へ,国家・社会関係の転換(新田龍希)
     1 はじめに
     2 清朝の地方統治と伝統漢人社会
     3 統治構造の転換

    2 台湾法制――同化と差別の根底にあったもの(浅野豊美)
     1 はじめに
     2 台湾法を構成する法令の構造的分類
     3 台湾法制の内地延長主義による変革

    3 近代国家による可視化と台湾,台湾原住民(松岡 格) 
     1 地域知と地域社会の統治,そして可視化
     2 可視化,および可視化ツール
     3 社会の可視化と景観
     4 原住民居住地域「蕃地」における身分登録
     5 台湾の戸口制度概略
     6 戸口簿への姓名の登記と,日本式姓名への同化
     7 戦後の先住民族運動における正名運動
     8 可視化の影響の複雑性

    4 学校教育(駒込 武)
     1 はじめに
     2 公学校の財源
     3 書院財産の流用
     4 「人民公立」の学校への願い

    5 在台日本人――日本帝国下の人口移動と文化変容(顔 杏如)
     1 はじめに
     2 台湾に渡って
     3 移動の背後には
     4 移動者の多様性と植民地経験の差異
     5 文化の移植と変容
     6 結びに代えて

    6 ジェンダー・階層・家族(洪 郁如)
     1 「新女性」誕生の植民地的意味
     2 女性文学のなかの家父長制と植民地主義
     3 階層,そして戦後

    7 「平穏」な籠の中で歌う――流行歌に投影された台湾の戦前,戦後(陳 培豊)
     1 はじめに
     2 台湾語流行歌の誕生
     3 台湾語流行歌の音楽的特徴
     4 台湾語流行歌における女性の視点
     5 男性社会と台湾語流行歌
     6 台湾語流行歌の戦後

    8 日常生活史(陳 文松)
     1 はじめに
     2 英雄史観を相対化する
     3 呉新栄を例に
     4 日記史料の面白さ

    9 台湾ジャーナリズムにとっての帝国経験(谷川 舜)
     1 植民地言語空間の創出
     2 台湾言論界の展開と帝国統治
     3 植民地ジャーナリズムの構造転換

    10 脱植民地化の代行――台湾の日本認識に焦点をあてて(森田健嗣)
     1 はじめに
     2 「脱植民地化」と「脱植民地化の代行」
     3 台湾社会の日本認識

    II 「中国」との距離

    1 中華民国憲法(吉見 崇)
     1 憲政と独裁の相克
     2 民主化への道程
     3 さらなる憲政改革と憲法の台湾化への希求

    2 国籍と戸籍から見る中華民国台湾の境界(鶴園裕基)
     1 はじめに
     2 国籍の理論
     3 植民地期の日本国籍と台湾戸籍
     4 戦後の中華民国籍と台湾戸籍
     5 戸籍による「台湾大」の社会閉鎖

    3 中華民国の国歌(三澤真美恵)
     1 はじめに
     2 清末に登場した中国初の国歌
     3 中華民国における国歌の成立
     4 蔣介石の国歌草案
     5 台湾における中華民国国歌
     6 テクストがもつ可能性の可視化/不可視化
     
    4 国定記念日と祝祭日(周 俊宇)
     1 国家シンボルから読み解く中華民国台湾化の歴史
     2 1990年代以前における国定記念日・祝祭日にみる「中国化」
     3 1990年代以降の変容――民主化・台湾化
     4 1990年代以降の変容――役割の形骸化
     5 現状と課題

    5 分断国家の正統性(家永真幸)
     1 第二次世界大戦後の「台湾問題」
     2 内部正統性と外部正統性
     3 「中華民国台湾化」と中国文化

    6 一国二制度(倉田 徹)
     1 「一国二制度」構想の提起
     2 香港およびマカオへの適用
     3 「一国二制度」の特徴
     4 「一国二制度」の実践――香港を中心に
     5 香港「逃亡犯条例」改正問題――「一国二制度」の問題点の露呈
     6 「一国二制度」への各方面の評価
     7 「一国二制度」への台湾の態度

    7 台湾と中国の経済関係(佐藤幸人)
     1 はじめに
     2 緩和と抑制の間を揺れ動く台湾の政策
     3 経済交流のダイナミズムとその変調
     4 経済交流の政治的意味

    III 台湾の民主化以降の社会・文化

    1 台湾人アイデンティティ(何 義麟)
     1 台湾住民の民族・族群構成
     2 台湾人アイデンティティの形成
     3 戦後の台湾人アイデンティティの変転
     4 台湾出身者としてのアイデンティティの模索
     5 結び――多重族群・多文化社会の構築

    2 多文化主義(田上智宜)
     1 はじめに
     2 多文化主義が出現した背景
     3 四大族群と多文化主義
     4 変わる多文化主義の含意

    3 台湾語映画(魏 逸瑩)
     1 はじめに
     2 台湾語映画の歴史
     3 台湾ニューシネマ以降
      
    4 まちづくり(社区営造)の担い手のゆくえ(星 純子)
     1 はじめに
     2 政策としての社区――ムラなきイエ
     3 民主化,台湾化と社区総体営造――社会運動の制度化
     4 社区発展と社区総体営造の一元化
     5 社区営造の長期化と担い手のゆくえ

    5 慰安婦問題(劉 夏如)
     1 「慰安婦」研究と「慰安婦問題」の論じ方
     2 例外としての台湾慰安婦問題
     3 「慰安婦」をめぐる普遍性と固有性
     4 記憶と和解

    6 移行期正義(平井 新)
     1 はじめに
     2 台湾における過去の見直しプロセス
     3 蔡英文政権下の移行期正義推進
     4 結び

    7 台湾の政党政治と保守政党(林 成蔚)
     1 台湾における政党政治
     2 二大政党制の形成要因――ナショナリズムと制度
     3 政策による対立軸の不在
     4 台湾のナショナリズム政党制と保守の包摂
     5 結び

    IV 台湾の学界から見た日本の台湾研究

    1 「台湾史」と「日本史」の交錯(呉 密察)
     1 はじめに
     2 新領土台湾に関する統治問題
     3 日本人と台湾人,それぞれに「六三法撤廃運動」
     4 植民地期の台湾と朝鮮の比較について
     5 「帝国を忘却した」戦後の歴史研究

    2 台湾における「若林台湾学」の受容(許 佩賢)
     1 はじめに
     2 「若林台湾学」との出会い
     3 「若林台湾学」の中の台湾史研究
     4 結び

    V 台湾研究序説のために

    1 「台湾という来歴」を求めて――方法的「帝国」主義試論(若林正丈)
     1 はじめに――「台湾という来歴」を求めて
     2 周婉窈の概念図「地理空間で歴史的脈絡を定義する」から考える
     3 「補助線」を引く――「諸帝国の周縁」としての台湾
     4 「帝国の網」と「帝国の鑿」――方法的「帝国」主義
     5 結びに代えて――「台湾という来歴」論述の主要テーマ


    Invitation to Taiwan Studies
    Masahiro WAKABAYASHI and Masaki IENAGA, editors
  • 内容紹介

    東アジアの地政学上,いまや重要な島となってきた台湾.台湾研究の第一線の研究者たちが,台湾の歴史・政治・社会・文化を理解する上で重要なキーワードによってわかりやすく,簡潔に解説する.「台湾とは何か」という問いに多角的な視点から迫る新しい入門書.
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    若林 正丈(ワカバヤシ マサヒロ)
    早稲田大学政治経済学術院教授/東京大学名誉教授。専攻分野:台湾地域研究

    家永 真幸(イエナガ マサキ)
    東京女子大学現代教養学部准教授。専攻分野:中国政治外交史、台湾政治、国際文化論
  • 著者について

    若林 正丈 (ワカバヤシ マサヒロ)
    早稲田大学政経学部教授

    家永 真幸 (イエナガ マサキ)
    東京女子大学現代教養学部准教授

台湾研究入門 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京大学出版会
著者名:若林 正丈(編)/家永 真幸(編)
発行年月日:2020/02/29
ISBN-10:4130362771
ISBN-13:9784130362771
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:395ページ ※365,30P
縦:19cm
他の東京大学の書籍を探す

    東京大学 台湾研究入門 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!