ポスト財政=軍事国家としての近代英国 [単行本]
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ポスト財政=軍事国家としての近代英国 [単行本]

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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2020/04/07
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ポスト財政=軍事国家としての近代英国 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    未曾有の戦時増税に納税者は―減税要求がもたらした所得税廃止という結末。対GDP比200%超という累積債務を抱えた近代英国は、深刻な国債危機にどのように向き合っていったのか?戦時中にプライマリー・バランスを採用することで、財政=軍事国家システムはどのように変容したのか?
  • 目次

    序 章 財政=軍事国家としての近世英国の黄昏
    第1節 国債から増税へ―戦費調達手段の転換
    第2節 反革命戦争期の戦時財政に対する評価
    第3節 納税者視点に基づく財政請願運動への注目
    第4節 反革命戦争期の請願運動の分析手法


    第Ⅰ部 18・19世紀の転換期における財政請願運動の変化

    第1章 請願者としての「アッパーミドル」の範囲規定
    第1節 「アッパーミドル」に関する前提
    第2節 「アッパーミドル」の定義の揺らぎ
    第3節 世紀転換期における請願運動の傾向
    第4節 下位ジェントリと「アッパーミドル」
    第5節 上位商業利益と「アッパーミドル」
    第6節 「アッパーミドル」外部の上下階層
    第7節 「アッパーミドル」に関する総括

    第2章 反革命戦争期の財政請願運動の階層・地域的拡大
    第1節 請願参加の階層・地域に関する前提
    第2節 財政請願運動への参加階層の変化
    第3節 参加階層に関する新聞史料の傾向
    第4節 階層的拡大による所得税論争への影響
    第5節 財政請願運動への参加地域の変化
    第6節 参加地域に関する新聞史料の傾向
    第7節 地域的拡大による所得税論争への影響
    第8節 階層・地域的拡大に関する総括

    第3章 反革命戦争前後における財政請願運動の比較
    第1節 請願運動の比較分析に関する前提
    第2節 議会審議における請願紹介の傾向分析
    第3節 請願紹介の事例提示(反革命戦争前)
    第4節 請願紹介の事例提示(所得税廃止論争)
    第5節 請願紹介の事例提示(反革命戦争後)
    第6節 請願運動に関する地方都市での動向
    第7節 請願運動の比較分析に関する総括

    第Ⅱ部 反革命戦争期における財政請願運動の発展過程

    第4章 国債発行への依存と請願運動の停滞(戦争前期)
    第1節 英国の国際・国内環境(戦争前期)
    第2節 請願集会の事例検討(戦争前期)
    第3節 請願文書の事例検討(戦争前期)
    第4節 請願紹介の事例検討(戦争前期)
    第5節 財政請願運動の評価(戦争前期)

    第5章 戦時所得税の導入と請願運動の拡大(戦争中期)
    第1節 英国の国際・国内環境(戦争中期)
    第2節 請願集会の事例検討(戦争中期)
    第3節 請願文書の事例検討(戦争中期)
    第4節 請願紹介の事例検討(戦争中期)
    第5節 財政請願運動の評価(戦争中期)

    第6章 戦時増税の定着と請願運動の進化(戦争後期)
    第1節 英国の国際・国内環境(戦争後期)
    第2節 請願集会の事例検討(戦争後期)
    第3節 請願文書の事例検討(戦争後期)
    第4節 請願紹介の事例検討(戦争後期)
    第5節 財政請願運動の評価(戦争後期)

    第Ⅲ部 所得税廃止論争における財政請願運動の展開

    第7章 1815年と1816年の所得税廃止論争の比較
    第1節 1815年論争と1816年論争の前提
    第2節 論争の時期・地域的展開(1815年)
    第3節 論争の党派・政策的展開(1815年)
    第4節 所得税単年度延長の実現(1815年)
    第5節 論争の時期・地域的展開(1816年)
    第6節 論争の党派・政策的展開(1816年)
    第7節 所得税平時恒久化の挫折(1816年)
    第8節 1815年論争と1816年論争の比較

    第8章 所得税廃止運動と麦芽税廃止運動の相互協力
    第1節 両税廃止運動に関する前提
    第2節 農業利益による戦後減税運動の着手
    第3節 野党による両税廃止運動の融合
    第4節 与党による両税廃止運動の分離
    第5節 麦芽税延長断念による与党巻き返し
    第6節 野党による財政改革要求の継続
    第7節 両税廃止運動に関する総括

    第9章 所得税査定帳簿の分析から見た納税者の不満
    第1節 所得税査定帳簿分析に関する前提
    第2節 小ピット型所得税の帳簿分析(1799~1801年)
    第3節 アディントン型所得税の帳簿分析(1803~05年)
    第4節 ペティ型所得税の帳簿分析(1806~15年)
    第5節 所得税査定帳簿分析に関する総括

    終 章 ポスト財政=軍事国家としての近代英国の黎明
    第1節 戦時請願運動の発展と戦後への影響
    第2節 減税要求による小さな政府への転換
    第3節 新たな課題―財政=外交ジレンマの発生
  • 内容紹介

    未曾有の戦時増税に納税者はどう反発したのか?
    ――減税要求がもたらした所得税廃止という結末

    対GDP比200%超という累積債務を抱えた近代英国は、深刻な国債危機にどのように向き合っていったのか?戦時中にプライマリー・バランスを採用することで、財政=軍事国家システムはどのように変容したのか?

    「近代英国と現代日本で時代や環境は大きく異なるものの、40年間に及ぶ財政硬直化とデフレ不況を耐え抜き、繁栄を回復して絶頂期を迎えた英国に注目することは、大きな意義を持つものと思われる。」(終章より)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    板倉 孝信(イタクラ タカノブ)
    1982年神奈川県生まれ。2006年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。2017年早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。2018年博士(政治学)学位取得(早稲田大学)。現在、新潟大学経営戦略本部教育戦略統括室特任助教。専門分野:西洋政治史(近代英国政治財政史)

ポスト財政=軍事国家としての近代英国 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房 ※出版地:京都
著者名:板倉 孝信(著)
発行年月日:2020/03/20
ISBN-10:4771033145
ISBN-13:9784771033146
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:302ページ
縦:22cm
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