"叫び"の中世―キリスト教世界における救い・罪・霊性 [単行本]
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"叫び"の中世―キリスト教世界における救い・罪・霊性 [単行本]

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出版社:名古屋大学出版
販売開始日: 2021/09/24
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"叫び"の中世―キリスト教世界における救い・罪・霊性 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    その“声”はどこに届くのか。中世ヨーロッパは叫び声に満ちていた―。修道士や「敬虔な女性たち」の内心の叫びから、異界探訪譚が語る罪人の悲鳴、さらには少年十字軍や鞭打ち苦行運動に伴う熱狂まで、キリスト教世界に響き渡る多様な“声”に耳を傾け、霊性史・感情史の新生面を切り拓く気鋭の力作。
  • 目次

    はじめに

    第1章 救いの叫び、罪の叫び

    A 日常的信心業、聖なる世界との繋がりにおける〈叫び〉
    1 〈祈り〉と〈叫び〉
    (1)修道士――神への〈祈り〉、文字上の〈叫び〉
    (2)一般信徒――必死の〈祈り〉と〈叫び〉
    2 聖人崇敬、奇跡の実現と〈叫び〉
    (1)聖人、聖なるものへの素朴な〈叫び〉――聖人崇敬の現場から
    (2)神及び守護聖人への訴え――修道院の典礼的儀式「叫び」
    3 異教の「残滓」と〈叫び〉
    まとめ

    B 悪魔と罪人の〈叫び〉
    1 悪魔と悪魔憑きの〈叫び〉
    (1)激しい〈叫び〉を症状とする悪魔憑き、狂人、悪魔
    (2)真実を叫ぶ悪魔憑き
    2 煉獄・地獄の〈叫び〉
    (1)異界探訪譚の煉獄・地獄と〈叫び〉
    (2)『トゥヌクダルスの幻視』――罪深い魂たちの悲痛な〈叫び〉にあふれた地
    (3)『聖パトリックの煉獄』――罪人の悲痛な〈叫び〉とキリストの名の〈叫び〉
    (4)『エインシャムの修道士の幻視』――罪人の〈叫び〉の継続
    3 異界からの来訪
    (1)エルカン軍団
    (2)罪人や悪魔の来訪と〈叫び〉の消滅
    まとめ

    結び

    補論1 中世の音楽と〈叫び〉

    第2章 「敬虔な女性たち」の叫び
    ――「新たな聖なる〈叫び〉」の展開

    A 盛期中世以降の〈霊性〉の展開と「敬虔な女性たち」の台頭
    1 霊性史の枠組み
    (1)一般信徒を含む霊性史
    (2)一二世紀後半から一三世紀の転換期と新たな宗教生活
    2 「敬虔な女性たち」の〈霊性〉とその展開
    (1)〈女性的霊性〉とは何か
    (2)「敬虔な女性たち」とは誰か

    B 新たな〈霊性〉と「聖なる〈叫び〉」の変容
    1 救いと聖性の〈叫び〉
    (1)神への〈祈り〉と〈叫び〉
    (2)聖性の有無への反応の〈叫び〉
    2 罪と贖いの〈叫び〉
    (1)罪人・罪と〈叫び〉
    (2)受難のイエス・キリストと〈叫び〉――反応、共感、追体験
    3 神から与えられる〈叫び〉
    (1)神からの使命として――コルトーナのマルゲリータ
    (2)聖母の慈悲を伝えるものとして――マージェリー・ケンプ

    結び

    補論2 感情の〈叫び〉を追って

    第3章 集団的宗教運動と〈叫び〉

    A 十字軍運動の中の一般信徒――神の〈叫び〉、神への〈叫び〉
    1 十字軍と「神の思し召し」の〈叫び〉
    (1)十字軍研究とウルバヌス二世の演説
    (2)「戦争の叫び」と十字軍の〈叫び〉
    2 少年十字軍と〈叫び〉
    (1)少年十字軍とその参加者
    (2)フランスの少年十字軍
    (3)ドイツの少年十字軍
    まとめ

    B アレルヤ運動、鞭打ち苦行運動――〈身体〉の宗教運動と〈叫び〉のゆくえ:一三世紀から一四世紀
    1 アレルヤ運動(一二三三年)の〈叫び〉
    2 鞭打ち苦行運動と〈叫び〉の展開
    (1)中世キリスト教世界の鞭打ち業と兄弟会
    (2)第一期鞭打ち苦行運動(一二六〇年)
    (3)第二期鞭打ち苦行運動(一三四九年)
    3 北イタリアと北ヨーロッパの地域差をめぐって
    まとめ

    C ジェズアーティ会の運動とビアンキ運動――〈救い〉への「過程」となる〈叫び〉:一四世紀後半
    1 ジェズアーティ会の運動
    (1)ジェズアーティ会の生い立ち
    (2)ジェズアーティ会の信心業と〈叫び〉
    2 ビアンキ運動
    (1)運動の意図とあらまし
    (2)ビアンキの〈霊性〉と〈叫び〉の意味――ビアンキのラウダから
    まとめ

    結び

    補論3 絵画から見る世俗の〈叫び〉

    おわりに

    あとがき

    参考文献
    索引
  • 内容紹介

    中世ヨーロッパは叫び声に満ちていた――。修道士や「敬虔な女性たち」の内心の叫びから、異界探訪譚が語る罪人の悲鳴、さらには少年十字軍や鞭打ち苦行運動に伴う熱狂まで、キリスト教世界に響き渡る多様な〈声〉に耳を傾け、霊性史・感情史の新生面を切り拓く気鋭の力作。

    図書館選書
    修道士や「敬虔な女性たち」から少年十字軍の参加者まで、中世ヨーロッパに響き渡る多様な〈声〉に耳を傾け、霊性史・感情史の新生面を切り拓く気鋭の力作。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    後藤 里菜(ゴトウ リナ)
    1986年愛知県豊橋市に生まれる(横浜市に育つ)。2009年東京大学教養学部卒業。2019年東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得退学。現在、立教大学ほか非常勤講師、博士(学術)
  • 著者について

    後藤 里菜 (ゴトウ リナ)
    1986年、愛知県豊橋市に生まれる(横浜市に育つ)。2009年、東京大学教養学部卒業。2019年、東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得退学。現在、立教大学ほか非常勤講師、博士(学術)

"叫び"の中世―キリスト教世界における救い・罪・霊性 の商品スペック

商品仕様
出版社名:名古屋大学出版会 ※出版地:名古屋
著者名:後藤 里菜(著)
発行年月日:2021/09/30
ISBN-10:4815810400
ISBN-13:9784815810405
判型:A5
発売社名:名古屋大学出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:355ページ ※249,106P
縦:22cm
厚さ:2cm
重量:635g
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