脂肪乳剤ナビゲータ [単行本]
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脂肪乳剤ナビゲータ [単行本]

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出版社:フジメディカル出版
販売開始日: 2023/01/31
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脂肪乳剤ナビゲータ [単行本] の 商品概要

  • 目次

    プロローグ:なぜ,日本では脂肪乳剤が使われないのか?その問題点と対策



    第1章 脂肪乳剤に対する日本の医療者の考え方と脂肪乳剤の歴史

    【1】日本の栄養管理の現状と脂肪乳剤

    【2】現在の日本の脂肪乳剤使用における問題点

    【3】日本への静脈栄養導入の歴史

    【4】現在の日本の医療従事者の脂肪乳剤に対する考え方

    【5】脂肪乳剤開発の歴史

    《1》世界初の脂肪乳剤は日本で開発された

    《2》イントラリピッド:Intralipidの開発と日本の対応,日本製脂肪乳剤

    【6】脂肪乳剤の現状と,われわれがなすべきこと



    第2章 日本では脂肪乳剤はどのくらい使われているのか?

    【1】脂肪乳剤に関する全国アンケート調査結果

    【2】脂肪乳剤の使用状況に関する調査結果

    【3】調査結果からの,本邦における脂肪乳剤使用状況についての推察



    第3章 脂肪乳剤とは(代謝,製剤の特徴)

    【1】脂肪乳剤とは

    【2】人工脂肪粒子の血中代謝

    《1》トリグリセリド値が異常高値,なんと850mg/dL!

    《2》脂肪乳剤の粒子は網内系細胞に取り込まれるのか? 加水分解されるのか?

    《3》人工脂肪粒子はカイロミクロンと同じように血管内で代謝されるのか?

    《4》日本人における脂肪乳剤の安全な投与速度の決定

    【3】卵黄リン脂質の代謝

    【4】脂肪乳剤中のリン

    【5】脂肪乳剤中の大豆タンパク

    【6】脂肪乳剤中のビタミンK

    【7】脂肪乳剤中のフィトステロール

    【8】脂肪乳剤中のビタミンE

    【9】脂肪乳剤使用上の問題点 -添付文書から考察する



    第4章 脂肪乳剤を投与する目的

    【1】必須脂肪酸欠乏症(essential fatty acid deficiency:EFAD)予防のため

    【2】有効なエネルギー源であるから

    【3】脂肪肝(fatty liver)の抑制

    【4】NPE/N比の調整

    【5】CO2発生量の低減

    【6】高血糖の予防

    【7】末梢静脈栄養における静脈炎の予防



    第5章 脂肪乳剤の投与方法・管理方法

    【1】 脂肪乳剤の投与速度

    【2】 脂肪乳剤はどのくらいの量まで投与できるのか?

    【3】 10%製剤と20%製剤,どちらを選択する?

    【4】 投与経路の選択

    【5】脂肪乳剤をTPNラインに側注の形で,TPN輸液と並列で投与できることを証明した実験について

    【6】脂肪乳剤をTPN輸液投与ラインに側注する場合,両者はほとんど分離して流れる

    【7】参考:過去の脂肪乳剤の投与方法について

    【8】さまざまな薬剤とイントラリポスとの配合変化のデータが必要

    【9】脂肪乳剤の投与経路について

    《1》DEHP〔di-(2-ethylhexyl) phthalate;フタル酸ジ-(2-エチルヘキシル) 〕

    《2》ポリカーボネート



    第6章 脂肪乳剤投与と感染

    【1】脂肪乳剤を投与した場合にはカテーテル関連血流感染症発生頻度が高い?

    【2】脂肪乳剤中での微生物増殖に関する報告

    【3】脂肪乳剤中での微生物増殖に関する実験

    【4】脂肪乳剤の投与に使用する輸液ラインの交換頻度について



    第7章 長期間、CVポートから脂肪乳剤を投与すると,カテーテルが閉塞する恐れがある!

    【1】長期CVポート使用症例における脂肪乳剤関連閉塞物の解析

    【2】脂肪乳剤に関連した閉塞物が形成されるメカニズムについて:閉塞症例の解析より

    【3】ヘパリンロックが脂肪乳剤を凝集させてCVポート閉塞の要因となる!

    【4】薬液残留性が低い構造のCVポートを開発する(CVポート内室を薬液残留性が低い構造にする)

    《1》市販されているCVポートの内室形状の分析

    《2》ポート内室の中を薬液が流れる際の薬液の残留性についてシミュレーションし,薬液残留性の違いを予測する

    《3》ポート内室の形状による薬液の残留性を実験的に評価する

    《4》まとめ

    【5】新しいCVポートの開発



    第8章 在宅における脂肪乳剤の投与

    【1】2014年4月 外来で脂肪乳剤を処方できなくなった!

    【2】2016年4月 外来で脂肪乳剤を処方できるようになった!

    【3】日本在宅医療学会と大塚製薬工場の対応

    【4】3-in-1製剤のミキシッドを在宅で使えるようにしてほしい

    【5】在宅栄養管理においても脂肪乳剤は投与するべきである

    【6】在宅での脂肪乳剤の投与方法



    第9章 日本における3-in-1製剤

    【1】TPN用3-in-1バッグ製剤(ミキシッドL輸液/H輸液:大塚製薬工場)

    【2】PPN用3-in-1バッグ製剤:アミノ酸・糖・電解質・脂肪・水溶性ビタミン液(エネフリード輸液:大塚製薬工場)



    第10章 海外で使用されている脂肪乳剤と日本への導入

    【1】海外で使用されている脂肪乳剤とその特徴

    《1》大豆油製剤 イントラリピッド

    《2》MCT配合製剤 Lipofundin

    《3》オリーブ油配合製剤 ClinOleic

    《4》魚油配合製剤 Omegaven

    《5》4種類油配合製剤 SMOFlipid

    【2】海外で使用されている脂肪乳剤を本邦にも導入するべきである



    第11章 脂肪乳剤の具体的使い方

    ■慎重投与症例に対する脂肪乳剤投与

    ■具体的な脂肪乳剤投与方法・管理方法

  • 内容紹介

    ●日本製の脂肪乳剤がなくなってしまうかもしれない!

    ●そんなことにならないよう、医療現場でしっかりと、きちんと、脂肪乳剤を使うための手引書

    ●脂肪乳剤の歴史から、代謝と特徴、適切な投与と管理など、基本から実践までを詳述

    ●目次を見渡して自信がない項目があるなら、ぜひ読んでください


    <プロローグより>

    長年,この臨床栄養,静脈栄養という領域に関わっている者として,何かできることはないか,と考えて,この本を執筆することにした。(中略)正しい脂肪乳剤の使い方についての考え方が普及すれば,脂肪乳剤の使用量が増え,新しい脂肪乳剤の導入をサポートできるのではないか,そう思いながら・・・。(中略)

    本書の目的は,脂肪乳剤,本邦ではイントラリポスだけなのであるが,に対して興味をもってもらおう,現在の考え方をまとめておこう,である。私自身のデータとしてのものは少ないが,静脈栄養の適正な普及のために活動している者として,ある意味,使命感で執筆させていただいた。いろいろな批判があると思われるが,その批判が出ること自体,実は,本書の目的である。議論にならなければ進歩はない。(著者)

  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    井上 善文(イノウエ ヨシフミ)
    大阪大学国際医工情報センター栄養ディバイス未来医工学共同研究部門特任教授。愛媛県出身。1980年大阪大学医学部卒業。大阪大学第一外科、国立呉病院外科にて外科研修後、大阪大学小児外科岡田正教授に師事し、外科代謝、がん患者の栄養管理、栄養評価、カテーテル管理、在宅医療などの研究を行う。1989年米国Duke University Medical Center外科に留学、John P.Grantに師事し栄養管理チーム(Nutrition Support Service)に所属、グルタミン輸液と腸管機能に関する研究を行う。1991年米国University of Florida外科に留学、Wiley W.Soubaに師事し、肝細胞膜および腸管粘膜細胞膜におけるアミノ酸輸送システム、特にグルタミン輸送の解析に関する研究を行う。1993年大阪府立病院消化器一般外科、1997年大阪大学第一外科助手、2001年大阪大学大学院医学系研究科臓器制御医学専攻機能制御外科講師、2002年日本生命済生会付属日生病院外科部長、2005年医療法人川崎病院外科総括部長、2013年より現職。一般社団法人静脈経腸栄養管理指導者協議会(リーダーズ)代表理事、血管内留置カテーテル(JAN-VIC)代表世話人、関西PEG・栄養とリハビリ研究会代表世話人、ほか

脂肪乳剤ナビゲータ [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:フジメディカル出版 ※出版地:大阪
著者名:井上 善文(著)
発行年月日:2023/01/25
ISBN-10:4862702511
ISBN-13:9784862702517
判型:B5
発売社名:フジメディカル出版
対象:専門
発行形態:単行本
内容:医学・薬学・歯学
言語:日本語
ページ数:175ページ
縦:26cm
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