私たちはいつから「孤独」になったのか [単行本]
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私たちはいつから「孤独」になったのか [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2023/11/18
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私たちはいつから「孤独」になったのか [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    “21世紀の疫病”と呼ばれ、社会的解決が叫ばれる「孤独」。対処の第一歩となるのは、それが人間の本質的条件であるという見方を疑うことである。ネガティブな欠乏感としての「孤独」が近代において誕生し、複雑な感情群となるその歴史をひもとく。
  • 目次

    No (Wo)man Is an Island――人間は誰も(女も男も)孤島ではない

    序論 「近代の疫病」としての孤独
    孤独の来歴 身体化された孤独

    第1章 「ワンリネス」から「ロンリネス」へ――近代的感情の誕生
    孤独の創出 ソリチュードの重要性 ソリチュード、ジェンダー、階級 ソリチュードと健康 近代的な孤独の形成 歴史的な力の産物としての孤独

    第2章 「血液の病気」?――シルヴィア・プラスの慢性的な孤独
    子ども時代の孤独 「私もついにスミス大の学生になった」 孤独と自殺衝動 恋愛相手の必要性 心の病がもたらす孤立感

    第3章 孤独と欠乏――『嵐が丘』と『トワイライト』にみるロマンチック・ラブ
    ロマン主義的理想としての「ソウルメイト」 小説における愛と魂――『嵐が丘』の場合 愛はすべてを征服する、狼人間や吸血鬼ヴァンパイアでさえも

    第4章 寡婦/寡夫の生活と喪失――トマス・ターナーからウィンザーの寡婦まで
    孤独とノスタルジア 喪失の独特な形態としての寡婦/寡夫の生活 トマス・ターナーの場合 トマス・ターナーの「ワンリネス」 ウィンザーの寡婦 喪失の孤独

    第5章 インスタ憂うつ(グラム)?――ソーシャルメディアとオンラインコミュニティーの形成
    ソーシャルメディアの台頭、およびその感情面への影響 ソーシャルメディアは地雷原か、それとも鏡か? ソーシャルメディアおよびコミュニティーの意義 親密さという神話

    第6章 「カチカチと音を立てる時限爆弾」?――老後の孤独を見つめ直す
    イギリスの「時限爆弾」 ヴァルネラブルな高齢者と「満たされないニーズ」の問題 高齢化と新自由主義――加齢はいつから負債になったのか? 加齢を歴史的にとらえる 高齢者の孤独の複雑性 高齢者の未来

    第7章 宿なし(ルーフレス)、根なし(ルートレス)――「ホーム」と呼べる場所がないということ
    宿なしルーフレス――最近の歴史的問題としてのホームレス問題 ホームレスとはどんな人びとか? 「家ホーム」の重要性、そして家がないということ 難民と孤独

    第8章 飢えを満たす――物質性(マテリアリティ)と孤独な身体
    孤独と物質的世界 孤独と身体 孤独な身体 「飢え」を満たす 身体によって 身体を通して語る

    第9章 孤独な雲と空っぽの器――孤独が贈り物(ギフト)であるとき
    孤独なロマン主義者たち 孤独と近代プロジェクト

    結論 新自由主義の時代における孤独の再定義
    孤独の再定義

    訳者あとがき
    参考文献
    原注
  • 出版社からのコメント

    単に「独りでいること」を意味した「孤独」が、近代以降、否定的な欠乏感の表現となり、複雑な感情群となるにいたった歴史を紐解く。
  • 内容紹介

    自分を理解してくれる人がいない、友人や伴侶が得られない、最愛の存在を喪って心にぽっかりと穴があいたような気持ちがする、老後の独り居が不安だ、「ホーム」と呼べる居場所がない――このような否定的な欠乏感を伴う感情体験を表現する語として「孤独」が用いられるようになったのは、近代以降のことである。それまで「独りでいること」は、必ずしもネガティブな意味を持たなかった。孤独とは、個人主義が台頭し、包摂性が低く共同性の薄れた社会が形成される、その亀裂のなかで顕在化した感情群なのである。
    ゆえに孤独は、人間である以上受け入れなければならない本質的条件などではない。それは歴史的に形成されてきた概念であり、ジェンダーやエスニシティ、年齢、社会経済的地位、環境、宗教、科学などによっても異なる経験である。いっぽう、現代において孤独がさまざまな問題を引き起こしていることも事実であり、国や社会として解決しようとする動きが出てきている。その際まず必要となるのは、孤独を腑分けし、どのような孤独が望ましくなく、介入を必要とするのかを見極める手続きである。
    2018年に世界で初めて孤独問題担当の大臣職を設置したイギリスの状況をもとに、孤独の来歴を多角的に照らし出す。漠然とした不安にも、孤独をめぐるさまざまな言説にもふりまわされずに、孤独に向き合うための手がかりとなる1冊。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    アルバーティ,フェイ・バウンド(アルバーティ,フェイバウンド/Alberti,Fay Bound)
    1971年生まれ。文化史家。ロンドン大学キングス・カレッジ近現代史教授。専門はジェンダー、感情史、医学史。歴史学博士(ヨーク大学)。イギリス初の感情史専門の研究所であるロンドン大学クイーン・メアリー感情史センターの創立メンバーの一人。マンチェスター大学、ランカスター大学、ヨーク大学等でも教鞭をとる

    神崎 朗子(カンザキ アキコ)
    翻訳家。上智大学文学部英文学科卒
  • 著者について

    フェイ・バウンド・アルバーティ (フェイバウンドアルバーティ)
    (Fay Bound Alberti)
    1971年生まれ。文化史家。ロンドン大学キングス・カレッジ近現代史教授。専門はジェンダー、感情史、医学史。歴史学博士(ヨーク大学)。イギリス初の感情史専門の研究所であるロンドン大学クイーン・メアリー感情史センターの創立メンバーの一人。マンチェスター大学、ランカスター大学、ヨーク大学等でも教鞭をとる。著書にMatters of the Heart: History, Medicine, and Emotion(2010)、This Mortal Coil: The Human Body in History and Culture(2016)がある。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

    神崎朗子 (カンザキアキコ)
    (かんざき・あきこ)
    翻訳家。上智大学文学部英文学科卒。おもな訳書にキャロライン・クリアド=ペレス『存在しない女たち』(河出書房新社)、オイズル・アーヴァ・オウラヴスドッティル『花の子ども』(早川書房)、マイケル・グレガー/ジーン・ストーン『食事のせいで、死なないために』〔病気別編〕〔食材別編〕(NHK出版)、アンジェラ・ダックワース『やり抜く力 GRIT』(ダイヤモンド社)、ケリー・マクゴニガル『スタンフォードの自分を変える教室』(大和書房)などがある。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

私たちはいつから「孤独」になったのか [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:フェイ・バウンド アルバーティ(著)/神崎 朗子(訳)
発行年月日:2023/11/16
ISBN-10:4622096552
ISBN-13:9784622096559
判型:B6
発売社名:みすず書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:344ページ
縦:20cm
重量:400g
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