国際法以後 [単行本]
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国際法以後 [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2024/01/12
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国際法以後 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ロシアのウクライナ侵略、イスラエルによるパレスチナ占領、自治区ガザへの大規模攻撃。世界は国際法が堂々と破られるさまを見続けてきた。国際法はなぜこれほど無力なのだろう。しかし、国際法の実効性が脆弱なことは以前から明白であったし、そもそも国際法と呼ばれるものの中味も統一的ではない。にもかかわらず、そうした問題が真摯に議論されることはあまりなかった。本書が国際法を「奇妙な法」と呼び、国際法学を「奇妙な学問」と呼ぶのはそのためである。とはいえ、国際法学の内部で国際法の批判的検討が皆無だったわけではない。それはマルティ・コスケニエミ、アンソニー・カーティ、ロザリン・ヒギンズ、デイヴィッド・ケネディらによって担われてきた。本書では、こうした研究者の議論を整理・検討し、その成果を糧とすることで、既存の国際法の“後”に来るべきものについて、筆者独自の展望を切り拓いている。実効性なき国際法の構造的問題は、これ以上看過できないところまで来ている。国際法学の内部で批判が行われるだけでは不十分だろう。国際法の再構築は、決して法の専門家だけに委ねられるべき事柄ではないのである。
  • 目次

    序論 脱構築さるべきもの

    第1章 奇妙な法
    第2章 奇妙な学問
    第3章 国際法を不確定にするもの――総仮設構造の世界
    第4章 非世界政府の非世界法(国際法の制度)
    第5章 異議申し立て(または自己相対化)としての国際法理論
    第6章 理論と構想
    第7章 時間を巻き戻す――理論だけにできること

    あとがき

    索引
  • 出版社からのコメント

    ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのパレスチナ占領。違反がまかり通る国際法に意味はあるか。国際法学者による渾身の国際法批判。
  • 内容紹介

    ロシアのウクライナ侵略、イスラエルによるパレスチナ占領、自治区ガザへの大規模攻撃。世界は国際法が堂々と破られるさまを見続けてきた。国際法はなぜこれほど無力なのだろう。しかし、国際法の実効性が脆弱なことは以前から明白であったし、そもそも国際法と呼ばれるものの中味も統一的ではない。にもかかわらず、そうした問題が真摯に議論されることはあまりなかった。本書が国際法を「奇妙な法」と呼び、国際法学を「奇妙な学問」と呼ぶのはそのためである。
    とはいえ、国際法学の内部で国際法の批判的検討が皆無だったわけではない。それはマルティ・コスケニエミ、アンソニー・カーティ、ロザリン・ヒギンズ、デイヴィッド・ケネディらによって担われてきた。本書では、こうした研究者の議論を整理・検討し、その成果を糧とすることで、既存の国際法の〈後〉に来るべきものについて、筆者独自の展望を切り拓いている。
    実効性なき国際法の構造的問題は、これ以上看過できないところまで来ている。国際法学の内部で批判が行われるだけでは不十分だろう。国際法の再構築は、決して法の専門家だけに委ねられるべき事柄ではないのである。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    最上 敏樹(モガミ トシキ)
    1950年、北海道生まれ。1974年東京大学法学部卒業、同大学院修了。国際基督教大学教授、同平和研究所所長、同ロータリー平和センター所長を経て、同名誉教授。ついで早稲田大学教授、同名誉教授。のちバーゼル大学(ヨーロッパ国際問題研究所)客員教授、同・顧問会議委員。専攻は国際法、国際機構論、平和研究
  • 著者について

    最上敏樹 (モガミトシキ)
    (もがみ・としき)
    1950年、北海道生まれ。1974年東京大学法学部卒業、同大学院修了。国際基督教大学教授、同平和研究所所長、同ロータリー平和センター所長を経て、同名誉教授。ついで早稲田大学教授、同名誉教授。のちバーゼル大学(ヨーロッパ国際問題研究所)客員教授、同・顧問会議委員。専攻は国際法、国際機構論、平和研究。主著に『ユネスコの危機と世界秩序――非暴力革命としての国際機構』(東研出版、1987)、『国連システムを超えて』(岩波書店、1995)、『国際機構論』(東京大学出版会、1996)、『人道的介入』(岩波新書、2001)、『国連とアメリカ』(岩波新書、2005)、『国境なき平和に』(みすず書房、2006)、『いま平和とは』(岩波新書、2006)、『国際立憲主義の時代』(岩波書店、2007)、『国際機構論講義』(岩波書店、2016)など。エッセー集に『未来の余白から I、II』(婦人之友社、2018、2021)。論文多数。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

国際法以後 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:最上 敏樹(著)
発行年月日:2024/01/10
ISBN-10:4622096676
ISBN-13:9784622096672
判型:B6
発売社名:みすず書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:352ページ
縦:20cm
重量:430g
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