麻雀漫画50年史 [単行本]
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麻雀漫画50年史 [単行本]

V林田(著)


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麻雀漫画50年史 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに

    凡例

    麻雀漫画誌年表

    麻雀漫画頻出用語①
    麻雀のルール(・一発・裏ドラありルール・競技ルール・赤牌(赤ドラ)入りルール・祝儀(チップ))/麻雀プロ/局

    第1章 麻雀漫画黎明期 70年代

    introduction 1970年代

     60年代末、阿佐田哲也の小説『麻雀放浪記』のヒットに代表される麻雀ブームの発生と青年向け漫画誌の勃興の中で、麻雀をメインに扱う漫画作品が徐々に生まれるようになった。この流れの中で、虫プロ出身で麻雀にも造詣の深かった北野英明が阿佐田の短編小説コミカライズを皮切りに頭角を現し、ジャンルの第一人者となる。
     一方、72年には麻雀をメインとする出版社・竹書房が誕生。当初は活字雑誌『近代麻雀』のみを刊行していたが、75年に北野を中心として麻雀漫画へ本格的に参入し、日本初の定期刊行麻雀漫画誌といえる『漫画ギャンブルパンチ』を創刊する。70年代後半になると、桃園書房や徳間書店といった他社も進出しはじめた。
     こうして一つのジャンルとなった麻雀漫画ではあったが、麻雀を知らない人にまで届くようなヒット作と呼べるものは生まれておらず、日陰の存在でもあった。設定やストーリーのバリエーションは少なく、演出面でも麻雀というゲームをどう漫画表現に落とし込むかの試行錯誤中といった具合であり、現代の読者が読むには厳しい作品が多いとは言わざるを得ない。この状況が変わるのは、80年代を待つことになる。

    【勝つか負けるかじゃありません どこまで自分の意志を押し通すか!(真崎守「四角い荒野」より)】

    1 麻雀漫画の誕生
    麻雀を描いた漫画たち/「麻雀漫画」確立前夜/阿佐田哲也と麻雀新撰組/秋田書店でブームを作った北野英明/麻雀漫画の偉大な先駆者/麻雀漫画三羽烏

    2 竹書房設立と『漫画ギャンブルパンチ』創刊
    竹書房と『近代麻雀』誕生/麻雀にも出版にも詳しくない創業者/出版取次の場所も知らない営業/漫画参入の提言と増刊号の大成功

    3 麻雀漫画というジャンルの確立
    ジャンルの独立へ/桃園書房/実業之日本社/徳間書店/双葉社/芳文社/70年代竹書房再び

    →1970年代に麻雀漫画の基礎を築いた作家・出版社
    (漫画家)/みやぞえ郁雄(郁也)/北山茂樹/村岡栄一/郷力也/葉原アキ/都佐野史樹/城野晃/立花誠太郎/辰巳ヨシヒロ/高橋わたる/沢本英二郎/和・海太郎(和平俊秀)/くずはら和彦/久保俊也/横田昌幸/高井研一郎/福地泡介/白木卓/神保あつし/よだひでき/(原作者)/吉岡道夫/志村裕次/吉田幸彦/板坂康弘/名木宏之/梶川良/灘麻太郎/野村敏雄/高山潤(郡順史)/小池一夫/藤村正太/北鏡太/三木孝祐/こんのみつあき/西脇英夫(東史朗)/井上康(水上周)/(出版社)/廣済堂出版(壱番館書房)/日本文華社(現・ぶんか社)/リイド社/海潮社/コミック社/東京三世社/ペップ出版



    麻雀漫画頻出用語②
    翻(・青天井ルール)/ドラ/アガリ/和了/チョンボ(錯和)

    第2章 麻雀漫画誌戦国時代 80年代

    introduction 1980年代

     麻雀漫画にとって激動といえる10年間。
     新星・片山まさゆきの登場により、『ヤングマガジン』というメジャー雑誌で「日本初の大ヒット麻雀漫画」と言ってよい『ぎゅわんぶらあ自己中心派』が生まれる。一時の経営危機から『フリテンくん』の大ヒットで持ち直した竹書房でも、大学漫研を出たての若い編集者により誌面刷新が行われ、片山やかわぐちかいじといった新たな描き手がそれまでとは一線を画す麻雀漫画を生み出した。さらに、編集者やアルバイトとして竹書房に出入りしていた人間から来賀友志・馬場裕一・土井泰昭といった才のある原作者・ライターがデビューしていき、誌面をさらに充実させていく。
     こうした状況を見てか、双葉社や芳文社をはじめとする劇画系の様々な出版社も麻雀漫画誌に新たに参入、最盛期はなんと15誌を数えるほどになった。この状況は、『哭きの竜』という麻雀漫画誌の枠を超えた大ヒット作が生まれたこともあって竹書房の一人勝ちに終わり、それ以外の麻雀漫画誌は80年代が終わるのと歩調を合わせるようにしてほとんどが休刊する。

    【あンた 背中が煤けてるぜ(能條純一『麻雀飛翔伝 哭きの竜』より)】

    1 竹書房大変革と明大漫研勢の登場
    『フリテンくん』登場/かわぐちかいじの登場/麻雀漫画史で最も重要な漫画家/最上級にツイてない『スーパーヅガン』/宮崎駿にまでオファーを出す尾沢/『別冊近代麻雀』の登場と『ギャンブルパンチ』の終焉/麻雀プロ界分裂事件/「タコ」が流行『ぎゅわんぶらあ自己中心派』

    2 竹書房以外の麻雀漫画誌
    7誌もの麻雀漫画誌それぞれの道へ/❶『劇画オールギャンブル(オール麻雀)』/❷『傑作麻雀劇画』/❸『漫画タウン』(ガッツ麻雀)/❹『特選麻雀』/❺『劇画Aクラス麻雀』

    3 「闘牌」原作システムの確立と馬場裕一、土井泰昭
    ほんまりう『3/4』/4人の立体的な戦いを描き、可能性を広げる/「闘牌原作」システムの確立と麻雀描写の安定化へ/最年少プロ雀士で「バビィ」こと馬場裕一/アルバイトから突然原作を書かされた土井泰昭

    4 来賀友志・嶺岸信明および『哭きの竜』登場による『別冊近代麻雀』興隆
    80年代前半の『別冊近代麻雀』/三流劇画出身の能條純一/『哭きの竜』で開花した能條の才能/「能條は麻雀を知らなかった」という通説は本当か?/土井の参加と「鳴けば鳴くほど高くなる」/麻雀漫画史上最も重要な原作者・来賀友志の登場/麻雀が強くなりたくて河原の草を食べる主人公

    5 『近代麻雀ゴールド』の登場と竹書房の一人勝ち
    好調の『別近』を脇で支えた変格派/福本伸行ら新たな作家が加わる『近オリ』/後ろ向きな理由で創刊するも好調となった『近代麻雀ゴールド』/「雀鬼」桜井章一へのスポットライト/『ショーイチ』と麻雀におけるイカサマ/昭和から平成へ、「70年代麻雀劇画」の終わり/ヤング誌が本流へ/竹書房一人勝ちの理由/フリー雀荘という広告出稿元

    6 80年代麻雀漫画の落ち穂拾い
    全15誌がひしめく麻雀漫画誌のピーク/❶『麻雀パンチ』/❷『コミックNew麻雀』/❸『劇画麻雀時代』/❹『麻雀ゴラク』/❺『麻雀ゲンダイ』/❻『劇画ビッグ麻雀』/❼『劇画麻雀王』/時代の徒花・ゲームブック麻雀漫画/コレクター泣かせのオハヨー出版

    →1980年代の作家・同人誌
    (作家)/中島徹/いがらしみきお/宮川総一郎/山松ゆうきち/田丸ようすけ(田中憲)/司敬/佐多みさき/石川賢/地引かずや/石井隆/大山学(大山學・大山まなぶ・デラシネ学)/あさだ圭/ありま猛/一の瀬正(一ノ瀬正)/みやはら啓一/永松潔/長谷川並一/剣名舞/(同人誌)/阪大麻雀オリジナル/アニメ麻雀



    コラム❶ 漫画における麻雀表現

    第3章 竹書房麻雀漫画の黄金時代 90年代

    introduction 1990年代

     竹書房の麻雀漫画にとっての黄金時代。『近代麻雀オリジナル』『別冊近代麻雀』『近代麻雀ゴールド』という3誌は、フリー雀荘という安定した広告主を得ていたこともあり、それぞれ独自の色を出しながら傑作を多く生み出した。
     この時代を牽引したのは、なんと言っても福本伸行。それまでにない頭脳バトル性と独特の絵柄で人気を高めると、『アカギ』でその名を不動のものとした。エッセイ風漫画の世界に新境地を拓いた西原理恵子も、この時期の竹書房から大きく飛躍していった漫画家として名を外すことはできない。さらに、80年代から主軸であった片山や来賀が『ノーマーク爆牌党』『麻雀蜃気楼』などの傑作をものすれば、伊藤誠ら新鋭も間断なく登場し、誌面は安定して豊かであった。
     竹書房の麻雀漫画でVシネマ化というメディアミックスが多く行われたのもこの時期。中心となったのは、『ショーイチ』を原作とする『雀鬼』シリーズである。モデルとなった「雀鬼」こと桜井章一は、竹書房主催の大会で「雀鬼流」の門下生が活躍を重ねたこともあり、麻雀および麻雀漫画界に確固たる地位を築く。
     このような、ほとんど「麻雀漫画=竹書房」であった時代が変わったのは97年。『週刊少年マガジン』で始まった『哲也』が少年誌で初めての大ヒット麻雀漫画となり、新たな読者層をジャンルに呼び込むこととなる。

    【リードは守るもんじゃなく 広げるものだ(片山まさゆき『ノーマーク爆牌党』より)】

    1 エース作家たちの円熟期と新たな看板作家の台頭
    90年代麻雀漫画家代表・福本伸行の覚醒/イカサマと変則ルールの採用/体を張ったエッセイ風漫画で新境地を開いた西原理恵子

    2 黄金期の『近代麻雀オリジナル』
    麻雀漫画界のトップランナー・片山まさゆきの90年代[『ノーマーク爆牌党』/『ミリオンシャンテンさだめだ!!』/『ふんぞり王国』]/Vシネマ化もされた『ナルミ』/井上孝重の登場と『麻雀放浪記』の新たな漫画化/少女漫画出身者の先駆け・入江紀子『めとろガール』/SF麻雀漫画『トーキョーゲーム』で名を知らしめた青山広美/現在まで麻雀漫画の最前線を走り続ける押川雲太朗の登場/麻雀漫画の枠を超えて若い読者を捉えた伊藤誠『兎―野性の闘牌―』/特殊ルール麻雀によるギャグ・坂本タクマ『ぶんぶんレジデンス』/オシャレな画風から下らないギャグ・日高トモキチ『パラダイス・ロスト』/黄金期『近オリ』の立役者・西尾編集長

    3 黄金期の『別冊近代麻雀』
    『あぶれもん』来賀友志の円熟期[『ザ・ライブ』/『てっぺん』/『麻雀蜃気楼』]/シャープなタッチの新鋭・渋沢さつき/萩原玲二の登場にみられる誌面の変化/島本和彦らサンデー系漫画家の起用/強烈なストーリー展開・中村光信『帝王少年』/『アカギ』と並んで『別近』を支えた本そういち『フリー雀荘最強伝説 萬』/密かな人気作『何を切る!?』/『別近』の読み物記事等もろもろと誌名変更

    4 黄金期の『近代麻雀ゴールド』
    『㊙牌の音ストーリーズ』と雀鬼流の興隆/「雀鬼」のイメージの変化/麻雀最強戦での雀鬼会代表の活躍/『雀鬼』が開拓した麻雀漫画のVシネマ化/天運・地運・生活態度も重視する「雀鬼流」/『ゴールド』における来賀・土井[『ナイトストーン 危険な扇動者』/『幻に賭けろ』]/「Mリーグ」を30年先取りしていた『メジャー』/90年代半ばからの『ゴールド』の雀鬼流への傾倒/『ゴールド』誌面が雀鬼流に染まっていった理由/『ゴールド』のホラー系作家/『ゴールド』増刊として生まれたコンビニ廉価版コミック

    5 竹書房以外の麻雀漫画への挑戦
    90年代講談社での片山麻雀漫画[『夢リーチファイター素人伝説』/『理想雀士ドトッパー』/『まんちょくスナイパーとどめ』]/少年漫画誌で初の大ヒット・『哲也』/集英社でのギャンブル漫画/竹書房以外の麻雀漫画誌[❶漫画雀王/❷ヤング麻雀/❸マージャン麻雀/❹V麻雀/❺勝ち組麻雀/❻麻雀王]

    →1990年代の麻雀漫画シーンを盛り上げた人々
    (作家)/山本修生/堀田あきお/井浦秀夫/吉野えつこ/おおつぼマキ/赤羽文学/なかたひろお(中田博雄、ナカタヒロオ)/桐島いつみ/有元美保/どい誠/パンチョ近藤/一條裕子/(麻雀関係者たち)/安藤満/金子正輝/飯田正人/井出洋介/五十嵐毅/福島治/山崎一夫



    コラム❷ 麻雀漫画はどのように評されてきたか 90年代

    第4章 下り坂の専門誌と一般誌掲載作の台頭 00~10年代

    introduction 2000~10年代

     00年に入ってすぐのところで、近麻系列誌に大変動が起きた。『近代麻雀』へ『近オリ』の主力連載が移籍するという実質的な統合が行われたのである。これに伴い『近代麻雀』の2軍的な雑誌となった新生『近オリ』は、青息吐息でリニューアルを繰り返す迷走状態に陥った。再編とは直接関係がなかった『ゴールド』も、極端に雀鬼流に傾倒した異様な誌面を経て06年に休刊。『むこうぶち』『ムダヅモ無き改革』という新たなヒット作の誕生や、『アカギ』のアニメ化による新規ファン層の拡大など個々では景気の良い話もあったとはいえ、全体的に竹書房麻雀漫画は活力を失っていった。ネット麻雀の普及など、理由は複数考えられる。
     その一方で、00年代前半には『天牌』、後半には『咲-Saki-』と、竹書房以外の雑誌から大ヒット作が生まれる。前者は22年に原作の来賀が急死するまでに本編と外伝を合わせて単行本150巻以上を数える大河麻雀漫画に育ち、後者はいわゆる「萌え」系の絵柄で美少女たちによるスポ根的な部活ものとして麻雀を描くというように、どちらも麻雀漫画界空前の作品となった。この2作ほど派手ではないが、『ヤングチャンピオン』連載の『凍牌』も15年以上連載が続く人気作となる。
     10年代に入っても状況は00年代とあまり変わらない。『天牌』や『凍牌』は快調に巻を重ね、『咲-Saki-』はスピンオフの『阿知賀編』も大成功を収めるなど好調が続くが、竹書房からは新たな大ヒット作は生まれず、『近オリ』がついに休刊、『アカギ』が停滞した展開を20年近く続けた末に完結するなど、一つの時代の終わりを感じさせる状態となった。

    【そこに北はあるんだよ(原作:来賀友志、作画:嶺岸信明『天牌』より)】

    1 『天牌』を中心とする来賀友志の動向
    2022年の来賀友志との別れ/麻雀漫画史上空前の大河作品『天牌』/麻雀界で驚かれる大ヒット/来賀とのエピソードたち

    2 『近代麻雀』系列の再編
    『近代麻雀』再編と『アカギ』のトラブル/アーケードゲーム雑誌からやってきた天獅子悦也『むこうぶち』/麻雀プレイヤーの間で「御無礼」が流行/片山まさゆきの動向と「デジタル対オカルト」/麻雀漫画に浸透しづらかった「デジタル」戦術/経験則の言語化「オカルトシステム」/『スーパーヅガン』続編などでの片山の苦闘[麻雀初中級者のための『打姫オバカミーコ』]/00年代の押川雲太朗/天才・青山広美によるイカサマ麻雀漫画の最高傑作『バード』/阿佐田哲也ものの再興と『凌ぎの哲』/パワフルなオリジナルシナリオ/編集部のアルバイトから原作者に転身した
  • 内容紹介

    これも麻雀漫画、これが麻雀漫画。だから楽しい!

    阿佐田哲也の小説『麻雀放浪記』のヒットに代表される麻雀ブームの発生と青年向け漫画誌の勃興の中から生まれ始めた麻雀漫画は、どのような変遷をたどってきたのか。

    その半世紀、50年の歴史を、漫画家、原作者、編集者へのインタビューと膨大な資料から明らかにする、決定版通史。

    「瞬間瞬間を必死に生きて」きた作家、作品、出版社について、その列伝を細かく描ききることで、「本書をきれいに舗装された小説にはしたくなかった」と著者が言うごとく、リアルで生々しく血の通った歴史となっている。

    それだけに証言、資料が読み込まれたうえに成った本書は、多様な読み方もいざなう。既存の出版史、小説史、漫画史、アニメ史、映画史とも接点は多く、麻雀漫画という辺境ジャンルから、それぞれを逆照射する力も宿している。

    構成は、第1章 麻雀漫画黎明期 70年代、第2章 麻雀漫画誌戦国時代 80年代、第3章 竹書房麻雀漫画の黄金時代 90年代、第4章 下り坂の専門誌と一般誌掲載作の台頭 00~10年代、第5章 麻雀漫画のこれから 20年代。これを骨格に、年表、用語集、コラムで全体像を捉えた。

    カバーイラスト©Ritz Kobayashi/SQUARE ENIX

    【本書で記すのは、麻雀漫画という漫画界の辺境ジャンルにも様々な人物がいて、情熱や惰性によって様々な雑誌や作品が生み出されてきたということ、ただそれだけだ。その多くは現在では忘れ去られているし、まあ正直忘れ去られても仕方がないものも少なくないのだが、記録にとどめておきたかったのである。世の中にはそういうことを積極的にやりたがる人間がいるのだと思っていただきたい。】……「はじめに」より
  • 著者について

    V林田 (ブイハヤシダ)
    1982年生まれ。神奈川県川崎市高津区出身。東京都立大学人文学部社会福祉学科卒業後、古書店、時刻表編集、ライトノベル編集、業界新聞、ITベンチャーなど一貫性なく職を転々とした末にフリーライターとなる。『SFマガジン』『本の雑誌』等で記事を執筆しているほか、漫画総合情報サイト「マンバ」上でノンジャンル漫画紹介コラム『珍しマンガ探訪記』を連載中[https://manba.co.jp/manba_magazine_authors/32]。並行して、同人サークル「フライング東上」で、埋もれた麻雀漫画作品や大ファンであるほんまりう氏の漫画作品を復刻したりもしている。その他、kashmir氏の漫画『てるみな』(白泉社)の幕間コラム執筆、『ハヤカワ文庫JA総解説1500』(早川書房)の一部執筆、アダルトゲーム『なつくもゆるる』(すみっこソフト)の生物部監修などを担当。
    本書が商業出版での初単著となる。第二単著として、『本の雑誌』20~23年連載の鉄道書紹介コラム「鉄道書の本棚」の単行本化を準備中。

麻雀漫画50年史 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:文学通信
著者名:V林田(著)
発行年月日:2024/05
ISBN-10:4867660493
ISBN-13:9784867660492
判型:B6
発売社名:文学通信
対象:一般
発行形態:単行本
内容:諸芸・娯楽
言語:日本語
ページ数:564ページ
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