政治理論と動物―動物のための正義はありうるか? [単行本]
    • 政治理論と動物―動物のための正義はありうるか? [単行本]

    • ¥4,400132 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年6月28日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009004124236

政治理論と動物―動物のための正義はありうるか? [単行本]



ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥4,400(税込)
ゴールドポイント:132 ゴールドポイント(3%還元)(¥132相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年6月28日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:みすず書房
販売開始日: 2025/06/18
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

政治理論と動物―動物のための正義はありうるか? [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    動物という、感覚と利害関心をもつ存在を政治理論はどうとらえているか?主な理論を精査し、われわれがかれらに負う義務と責任、そして正義を探究する。
  • 目次

    謝辞

    1 序論――動物と政治理論

    2 政治思想史における動物
    古代の政治理論における動物/中世キリスト教政治理論における動物/近現代の政治思想における動物/結論

    3 功利主義と動物
    動物の解放についてのシンガーの功利主義理論/シンガーの理論に対する保守的批判/シンガーの政策提言に対する批判/シンガーの理論に対する急進的批判/結論

    4 リベラリズムと動物
    ロールズの契約における動物の除外/リベラルの多元主義は動物にとって何を意味するか/契約の修正による動物の地位向上/人格の概念の修正による動物の地位向上/人格性と福祉の重視/結論

    5 共同体主義と動物
    共同体主義理論で動物のための正義を擁護する/個別主義/社会の価値観の定義/不公平性/共同体の定義――多文化主義と動物/結論

    6 マルクス主義と動物
    唯物史観における人間と動物の不連続性 /ブルジョワの道徳としての動物の権利/疎外され搾取される集団としての動物/「各々へその必要に応じて」/動物のための正義を政治的に達成する/結論

    7 フェミニズムと動物
    動物と女性の抑圧と解放のつながり/理性の誤り/動物のための正義へのケアベースのアプローチ/結論

    8 結論
    主要学派の貢献/功利主義とリベラリズムの金言/現代政治理論と動物

    索引/原注/参考文献
  • 出版社からのコメント

    社会正義を説く主要な政治理論を、動物保護の観点で精査。価値や権利の本質を突く議論が、動物と人間のあるべき関係を指し示す。
  • 内容紹介

    追求すべき価値や正義とはどんなもので、その実現のためにどんな手段をとるべきか。このような「規範的な問い」は、人間の生き方にかかわるきわめて重要な問題である。人間が集まれば政治的共同体ができ、その政治的共同体にとっての規範的問いを検討してまとめあげれば、政治理論となる。
    ヒト以外の動物との関係を一切もたない人間集団は地球のどこにもない以上、その関係についての規範がいる。つまり政治的共同体はその他の諸問題と同様に、動物と人間との関係をいかに律するか、なんらかの立場を表明しなければならない――これが本書の問題意識だ。
    だが事実、政治思想史において、動物の地位の問題はおおむね無視されてきた。いまの世界で、動物たち、とくに家畜や実験動物たちが悲惨そのものの現状におかれている大きな原因は、国家をはじめとする政治的共同体の規範に「動物のための正義」の影が薄いことにある。
    本書では西洋政治思想史を概観したのち、功利主義、リベラリズム、共同体主義、マルクス主義、フェミニズムと、現代の主要な政治理論を個別に取り上げ、動物のための正義にまつわる議論を紹介する。終章では、著者が最有力と考える理論を提案する。
    政治思想史上、現在ほど動物のための正義の議論が盛んだった時期はない。本書は、その現在地と進むべき生産的な方向を明瞭に示す、みごとな入門書である。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    コクラン,アラスデア(コクラン,アラスデア/Cochrane,Alasdair)
    シェフィールド大学政治・国際関係学部教授。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)でPh.D、PGCHEを取得。LSEで、人権学のフェロー、講師を務めたのち現職。専門は、現代政治理論、権利理論、人権、環境倫理、動物倫理、生命倫理。研究の関心として、収監の倫理、動物の権利に対するコスモポリタン的アプローチ、人権にまつわる人間中心主義、地球規模の食の正義などがある

    的場 知之(マトバ トモユキ)
    翻訳家。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程中退
  • 著者について

    アラスデア・コクラン (アラスデアコクラン)
    シェフィールド大学政治・国際関係学部教授。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)でPh. D、PGCHEを取得。LSEで、人権学のフェロー、講師を務めたのち現職。専門は、現代政治理論、権利理論、人権、環境倫理、動物倫理、生命倫理。研究の関心として、収監の倫理、動物の権利に対するコスモポリタン的アプローチ、人権にまつわる人間中心主義、地球規模の食の正義などがある。著書に、Animal Rights Without Liberation: Applied Ethics and Human Obligations (2012)、Sentientist Politics: A Theory of Global Inter-Species Justice (2018)、Should Animals Have Political Rights? (2020)、共編著にSolidarity with Animals: Promises, Pitfalls, and Potential (2024) がある。

    的場知之 (マトバトモユキ)
    (まとば・ともゆき)
    翻訳家。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程中退。訳書に、ロソス『生命の歴史は繰り返すのか?』(2019)、ピルチャー『Life Changing』(2021、以上、化学同人)、クォメン『生命の〈系統樹〉はからみあう』(2020)、ウィリンガム『動物のペニスから学ぶ人生の教訓』(2022、以上、作品社)、ルーベンスタイン『オールコック・ルーベンスタイン 動物行動学  原書11版』(共訳、2021、丸善出版)、王・蘇(編)『進化心理学を学びたいあなたへ』(共監訳、2018、東京大学出版会)、マイバーグ『空飛ぶ悪魔に魅せられて』(2024、青土社)、マカロー『親切の人類史』(2022)、ナイハウス『「絶滅の時代」に抗って』(2024、以上、みすず書房)などがある。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

政治理論と動物―動物のための正義はありうるか? [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:アラスデア コクラン(著)/的場 知之(訳)
発行年月日:2025/06/16
ISBN-10:4622097826
ISBN-13:9784622097822
判型:B6
発売社名:みすず書房
対象:教養
発行形態:単行本
内容:倫理学
言語:日本語
ページ数:240ページ
縦:20cm
重量:300g
その他: 原書名: AN INTRODUCTION TO ANIMALS AND POLITICAL THEORY(1st Edtiion)〈Cochrane,Alasdair〉
他のみすず書房の書籍を探す

    みすず書房 政治理論と動物―動物のための正義はありうるか? [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!