奇妙な家についての注意喚起 [単行本]

奇妙な家についての注意喚起 [単行本] の 商品概要

• 目次

  序章　前書きにかえて
  第一の家　カクヨムに投稿された主婦の体験談
  第二の家　新婚の夫による個人ブログ
  第三の家　雑誌に寄稿された娘の懺悔文
  第四の家　某掲示板の過去ログ　少年による記録
  第五の家　著者の体験
  終章　後書きにかえて

• 出版社からのコメント

  ■注意■ご家族の様子に異常を感じたら、読書をやめてください。

• 内容紹介

  この本は、作家である私、夢見里龍が収集した「奇妙な構造をした家の体験談」を小説の形に書きおこしたものです。発端は小説投稿サイト上のエッセイでした。「生活をするのに不便はない。欠陥住宅というわけでもない。でも、明らかに奇妙な家なんです」それは〈排水口がすべての部屋にある家〉に住む主婦の投稿でした。以来、私はネットで見つけた奇妙な家群を「ひらく家」と名づけ、親交の深かった読者のヤモリさんと考察を語らうようになりました。ネット上の記述なので、全てはフィクション。そう考えていたんです。でも、ある体験をして気づきました。これらの家は本当に存在すると。私は本書を通じてみなさんに警戒を促します。あなたは今、「ひらく家」に住んでいませんか？
  
  図書館選書
  作家である私、夢見里龍は執筆にいきづまり「奇妙な物件にまつわる体験談」を調査していた時期がある。これらは私が二年前に収集したネットに散らばる投稿を、小説の原稿という形に書きおこしたものである。

• 著者について

  夢見里　龍 (ユメミシ　リュウ)
  第26回電撃小説大賞の最終選考作を改稿した『死者殺しのメメント＝モリア』でデビュー。その他の著作に「後宮食医の薬膳帖」シリーズ、『後宮の女官占い師は心を読んで謎を解く』『後宮の死化粧妃　ワケあり妖妃と奇人官吏の暗黒検視事件』『後宮見鬼の嫁入り』がある。

奇妙な家についての注意喚起 [単行本] の商品スペック