指紋と近代―移動する身体の管理と統治の技法 [単行本]

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指紋と近代―移動する身体の管理と統治の技法 [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2016/02/18
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指紋と近代―移動する身体の管理と統治の技法 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    指紋法が使用される背景には、共通して、放浪生活を営む人びと、偽名を使って移動を繰り返す犯罪者、国境を越えて往来する移民がいた。指紋法は移動する人びとを、国家や植民地統治者が把握・管理可能な状態に置くための統治の技法だった。なぜ指先の紋様なのか。近代的統治の課題とは何だったのか。イギリス帝国から日本帝国、さらにグローバル化時代へと続く、生体認証技術の歴史的変遷を描く。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    序章 指紋をめぐる問い
    第1章 「指紋法」誕生の軌跡―イギリス帝国のネットワークと移動する身体という「課題」
    第2章 指紋法の伝播―イギリス帝国から日本帝国へ
    第3章 満洲国の理想と現実―建国当初の指紋登録をめぐる動き
    第4章 労働者指紋登録の開始―労働者移動と格闘する時代へ
    第5章 労働者管理から国民登録へ―国民手帳法という結末の意味
    第6章 警察制度改革と拡大する指紋―警察指紋・国民指紋法・県民指紋登録
    第7章 戦後日本の再編と指紋―戸籍法・住民登録法・外国人登録法
    終章 生体認証技術の現在を考えるために
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    高野 麻子(タカノ アサコ)
    1981年、東京生まれ。一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻修士課程修了。同博士課程単位取得退学。博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、明治薬科大学薬学部講師。専門は歴史社会学、移動研究
  • 出版社からのコメント

    個人認証技術としての指紋法の発生から満州国での使用と展開、現在まで。国家による統治の技法としての指紋の歴史の全貌を初めて描く
  • 内容紹介

    個人の生体認証技術を考えるとき、すぐ思いつくのは指紋である。「終生不変」「万人不同」という特徴をもつ指紋を生かした指紋法は、19世紀末イギリスの植民地インドで生まれたが、その後、日本の満州国で発展をとげ、現在に至っている。そこには、犯罪者を含め移動する人々、ひいては全国民を管理・統治しようとする国家の狙いがあった。実証と構想を併せてその歴史と現在を初めて描いた力作。

指紋と近代―移動する身体の管理と統治の技法 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:高野 麻子(著)
発行年月日:2016/02/19
ISBN-10:4622079674
ISBN-13:9784622079675
判型:B6
対象:教養
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:287ページ ※265,22P
縦:20cm
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