行動インサイトBASICツールキット―ツール・手法・倫理ガイドライン [単行本]
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行動インサイトBASICツールキット―ツール・手法・倫理ガイドライン [単行本]

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出版社:明石書店
販売開始日: 2021/06/17
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行動インサイトBASICツールキット―ツール・手法・倫理ガイドライン の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    行動インサイト(behavioural insights:BI)とは、意思決定、心理学、認知科学、神経科学、組織・集団行動をはじめとして、行動科学と社会科学から得られた教訓のことである。世界中の公共機関が、国民や企業の実際の行動とバイアスに関するエビデンスに基づき、よりよい公共政策を設計・実施するために、ますますBIを利用するようになっている。そうしたBIによるアプローチは、国民はこのように行動するはずであるという前提に基づくのではなく、エビデンスを主体にして、何が国民の意思決定を実際に促すのかを理解することに重点を置いている。そうすることで、真のニーズと行動を政策に反映させて効果と有効性を高めるのに役立つ。経済協力開発機構(OECD)は、公共政策におけるBIの活用を率先して研究・報告してきた。OECDは世界の行動政策立案者・実務者のコミュニティと連携して、BIの活用を支えるツールや手法、知識や基準の明確化と開発を行っている。本書は、そうした行動政策に関わるコミュニティから寄せられた、BIをより体系的かつ確実に適用するための指針を求める要請に応えるものである。そして、政策立案者と実務者に対し、現在ある他の行動科学のフレームワークに加えて、適用可能な一連のツールを提供する。本書は、行動(Behaviours)・分析(Analysis)・戦略(Strategies)・介入(Interventions)・変化(Change)(「BASIC」と略される)に着眼した手法によって、実務者と政策立案者に、政策問題を分析し、戦略を構築し、行動科学的に情報を得た介入を開発するための段階的なプロセスを提示する。
  • 目次

     序文
     謝辞
     要旨

    第1章 BASIC入門ガイド
     はじめに
      BASICとは何か
      読み進める前に知っておくべきこと
     ステージ1:【行動】
      政策問題を引き起こしている行動は何か
      どの行動を標的にすべきか
      望ましい政策アウトカムは何か
      標的行動を形成しているコンテクストは何か
     ステージ2:【分析】
      「遅い」思考と「速い」思考についての概論
      注意
      信念形成
      選択
      意思決定
     ステージ3:【戦略】
      注意を標的にする
      適切性を確保する
      信念形成を標的にする
      選択を標的にする
     ステージ4:【介入】
      「何が有効か」を知る方法
     ステージ5:【変化】
     倫理規定
      行動科学的に情報を得た介入を開始する前に
      BASICの各ステップを進む際に
     結論

    第2章 BASICマニュアル
     BASIC――BIを公共政策に適用するためのツールキットと倫理ガイドライン
      BASICの5つのステージ
      BIを適用するための倫理ガイドライン
     ステージ1:【行動】――問題を特定し定義する
      ツール♯1:行動分解:政策問題を行動に分解する
      ツール♯2:優先順位付けフィルターを用いて、標的行動の候補の優先順位を付ける
      ツール♯3:決定点の面から標的行動の候補を定義する
      ツール♯4:行動フローチャートを用いてプロセスにおける重要な決定点を特定する
      ツール♯5:行動科学的アプローチに最も適していると考えられる行動問題を選定する
      問題を特定し定義するための倫理ガイドライン(【行動】)
     ステージ2:【分析】――人々がなぜそのように行動するのかを理解する
      人々がなぜそのように行動するのか理解する際の考慮事項とBI
      診断的側面と診断指標
      人々がなぜそのように行動するのかを理解するための倫理ガイドライン(【分析】)
      付録――行動分析の理論的根拠
     ステージ3:【戦略】――行動変容のためのBI
      注意――関連性を持たせる、注意を引く、(不)注意に備えて対策を講じる
      信念形成――検索を誘導する、推論を直感的にわかりやすくする、判断を支える
      選択――魅力的なものにする、見込みをフレーミングする、社会化する
      意思決定――簡単にする、計画とフィードバックを提供する、コミットメントを形成する
      行動変容のためにBI戦略を設計するための倫理ガイドライン(【戦略】)
      付録――行動公共政策におけるアプローチ
     ステージ4:【介入】――公共政策に寄与するBI戦略を検証する
      実験的アプローチの基本的な特徴と概念
      実験から「何が有効なのか」を学ぶ
      BI実験を実施するための主なステップ
      行動科学的に情報を得た政策を検証するための倫理ガイドライン(【介入】)
     ステージ5:【変化】――行動科学的に情報を得た政策を実施する
      政治的コンテクストとプロジェクトレベルを再考する
      行動科学的に情報を得た政策を実施・拡大する
      長期的影響と潜在的副作用の監視を計画する
      政策イニシアチブを維持管理する
      知識を広く普及させる

     監訳者あとがき
  • 内容紹介

    行動科学の知見を応用した「行動インサイト」への期待が高まっている。公共政策において行動インサイトを運用する手法について、「行動」「分析」「戦略」「介入」「変化」の各ステージごとのポイントを整理し、実施にあたっての倫理的ガイドラインを提示する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    齋藤 長行(サイトウ ナガユキ)
    山形県出身。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程修了。博士(メディアデザイン学)。青山学院大学HiRC客員研究員、経済協力開発機構(OECD)科学技術産業局(STI)ポリシーアナリスト、国立国会図書館非常勤研究員等を経て、現在お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーションセンター客員教授、東京国際工科専門職大学工科学部教授、総務省情報通信政策研究所特別研究員。委員活動として、総務省青少年のインターネット・リテラシー指標に関する有識者検討会委員、OECDインターネット上の青少年保護に関する理事会勧告改定専門家会議委員、環境省日本版ナッジユニット有識者等を歴任。受賞歴として、文化経済学会若手研究者奨励賞優秀賞、Plaque of Appreciation、ASEAN-Japan Forum on Media andInformation Literacy(MIL)、国際公共経済学会学会賞を受賞

    濱田 久美子(ハマダ クミコ)
    翻訳家
  • 著者について

    齋藤 長行 (サイトウ ナガユキ)
    山形県出身。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程修了。博士(メディアデザイン学)。青山学院大学HiRC客員研究員、経済協力開発機構(OECD)科学技術産業局(STI)ポリシーアナリスト、国立国会図書館非常勤研究員等を経て、現在お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーションセンター客員教授、東京国際工科専門職大学工科学部教授、総務省情報通信政策研究所特別研究員。委員活動として、総務省青少年のインターネット・リテラシー指標に関する有識者検討会委員、OECDインターネット上の青少年保護に関する理事会勧告改定専門家会議委員、環境省日本版ナッジユニット有識者等を歴任。
    受賞歴として、文化経済学会若手研究者奨励賞優秀賞、Plaque of Appreciation, ASEAN-Japan Forum on Media and Information Literacy(MIL)、国際公共経済学会学会賞を受賞。著書・訳書・論文等に『エビデンスに基づくインターネット青少年保護政策:情報化社会におけるリテラシー育成と環境整備』(単著、明石書店、2017年)、『サイバーリスクか…

    濱田 久美子 (ハマダ クミコ)
    翻訳家。主な訳書に、『教育のディープラーニング:世界に関わり世界を変える』(マイケル・フラン/ジョアン・クイン/ジョアン・マッキーチェン著、明石書店、2020年)、『図表でみる男女格差OECDジェンダー白書2:今なお蔓延る不平等に終止符を!』(OECD編著、明石書店、2019年)、『環境ナッジの経済学:行動変容を促すインサイト』(経済協力開発機構(OECD)編著、明石書店、2019年)、『世界の行動インサイト:公共ナッジが導く政策実践』(経済協力開発機構(OECD)編著、明石書店、2019年)、『〈OECDインサイト4〉よくわかる持続可能な開発:経済、社会、環境をリンクする』(トレイシー・ストレンジ,アン・ベイリー著、OECD編、明石書店、2011年)、『〈OECDインサイト3〉よくわかる国際移民:グローバル化の人間的側面』(ブライアン・キーリー著、OECD編、明石書店、2010年)など。

行動インサイトBASICツールキット―ツール・手法・倫理ガイドライン の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:経済協力開発機構(OECD)(編著)/齋藤 長行(監訳)/濱田 久美子(訳)
発行年月日:2021/06/28
ISBN-10:4750352101
ISBN-13:9784750352107
判型:B5
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:経済・財政・統計
言語:日本語
ページ数:174ページ
縦:25cm
横:19cm
その他: 原書名: Tools and Ethics for Applied Behavioural Insights:THE BASIC TOOLKIT〈OECD〉
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