資本主義の多重危機 [単行本]
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資本主義の多重危機 [単行本]



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出版社:岩波書店
販売開始日: 2024/07/27
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資本主義の多重危機 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    一九八〇年代、反ケインズ主義的な政策潮流として登場した新自由主義は、新古典派ミクロ理論に基づいて社会的規制から資本主義を解放し、民営化と公的負担の削減をすすめ、労働組合を弱体化して多くの人びとを非正規雇用に再編した。しかし当初の期待は破れて久しく、成長の衰退、格差の拡大、少子高齢化などを招き、さらには地球温暖化やコロナ禍にも対処しえないことがいまや明白になった。新自由主義が招いた今日の多重危機から脱却し、働く人びとが主人公となる社会のビジョンを論じる。
  • 目次

     はじめに
     解説者による付記(清水真志・𠮷村信之)

      Ⅰ プレリュード

    第一章 価値概念の進化とその歴史的基礎――マルクスのアリストテレスとの対話から――
     1 マルクスのアリストテレスとの対話
     2 商品の通約性の基礎
     3 宇野弘蔵の理論的介入
     4 価値形態論への歴史的基礎

    第二章 資本主義の螺旋的進化――グローバリゼーションと新自由主義――
     1 資本主義世界システムの進化
     2 自由な競争的市場の制限へ
     3 競争的市場秩序の再活性化
     4 その諸問題と変化の可能性

      Ⅱ 新自由主義的資本主義の危機

    第三章 サブプライム恐慌からユーロ危機へ――ケインズ主義はなぜ機能しないのか――
     1 ソブリン危機の脅威
     2 労働力の債務危機
     3 新自由主義的緊縮政策への再反転
     4 どうしてこうなるのか、何をなすべきか

    第四章 現代資本主義における貨幣・金融の政治経済学――ラパヴィツァスとディムスキーの論争をめぐって――
     1 方法論上の争点
     2 理論的抽象の歴史的基礎
     3 現代資本主義について残された諸論点

    第五章 格差再拡大の政治経済学――『二一世紀の資本』を読む――
     1 格差再拡大の政治経済学――ピケティの話題作
     2 補完すべき論点――『資本論』との対比から
     3 格差再拡大へのオルタナティブ

    第六章 新自由主義的資本主義の再考――D・コッツの新著によせて――
     1 SSA理論にもとづく新自由主義的資本主義の総括
     2 労資関係の再編と情報技術の役割
     3 日本は例外か
     4 これからの社会経済への選択肢

    第七章 世界経済の構造変化と先進諸国の衰退
     1 先進諸国の衰退
     2 途上諸国の分化と高成長
     3 世界経済の構造転換
     付 記

      Ⅲ 典型例としての日本資本主義

    第八章 日本における住宅金融と金融不安定性
     1 高度成長期の住宅問題
     2 低成長のもとでの住宅金融の拡大
     3 バブルとその崩壊過程における住宅金融

    第九章 日本の人口動態の危機――マルクスの資本主義的人口法則の観点から――
     1 少子化による人口動態の危機
     2 自然法則としての人口論
     3 マルクスの資本主義的人口法則論の現代的意義
     4 人口動態の危機と新自由主義の限界

    第一〇章 日本資本主義の多重危機
     1 多重危機の構造的連鎖
     2 自然災害による経済危機の深化
     3 新自由主義からの転換

      Ⅳ 必要とされるオルタナティブ

    第一一章 マルクスの経済理論による社会主義への展望
     1 伝統的マルクス主義と宇野弘蔵の見解
     2 ソ連型社会の性質――社会主義経済計算論争との関連をふくめて
     3 社会主義への中国型路線の可能性

    第一二章 二一世紀型の社会民主主義と社会主義の政治経済学――D・ハーヴェイの提起した論点をめぐって――
     1 資本主義世界の多重経済危機
     2 ハーヴェイの恐慌論
     3 代替戦略の構想に向けて

     参照文献
     初出一覧

     解説(清水真志・𠮷村信之)
     あとがき(伊藤(中馬)祥子)
  • 出版社からのコメント

    新自由主義がもたらした深刻な危機から脱却するには。資本主義に内在する根源的矛盾を読み解き、オルタナティブを展望する。
  • 内容紹介

    社会的規制から経済を解放し、公的負担の削減を進め、雇用を多様化させた新自由主義。しかしその夢は破れて久しく、格差の拡大、少子高齢化などを招き、さらには地球温暖化やコロナ禍には対処しえないことが明らかになった。折り重なる危機から脱却し、オルタナティブを展望するには。資本主義を根底から問い続けた碩学の遺著。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    伊藤 誠(イトウ マコト)
    1936年生。経済学者、東京大学名誉教授。東京大学経済学部教授、國學院大學経済学部教授、国士舘大学大学院グローバルアジア研究科教授、日本学士院会員を歴任。2023年2月7日没。日本を代表するマルクス経済学者として大きな功績を遺した
  • 著者について

    伊藤 誠 (イトウ マコト)
    伊藤 誠(いとう・まこと)
    1936年生.経済学者,東京大学名誉教授.東京大学経済学部教授,國學院大學経済学部教授,国士舘大学大学院グローバルアジア研究科教授,日本学士院会員を歴任.2023年2月7日没.日本を代表するマルクス経済学者として大きな功績を遺した.
    著書に『資本主義経済の理論』『資本主義の限界とオルタナティブ』(以上,岩波書店),『日本経済はなぜ衰退したのか――再生への道を探る』『経済学からなにを学ぶか――その500年の歩み』『入門資本主義経済』(以上,平凡社新書),『マルクス経済学の方法と現代世界』(桜井書店),『サブプライムから世界恐慌へ――新自由主義の終焉とこれからの世界』『マルクスの思想と理論』『『資本論』と現代世界――マルクス理論家の追憶から』(以上,青土社),『伊藤誠著作集』全6巻(社会評論社)などがある.

資本主義の多重危機 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:伊藤 誠(著)
発行年月日:2024/07/25
ISBN-10:4000616471
ISBN-13:9784000616478
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:経済・財政・統計
言語:日本語
ページ数:302ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:514g
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