第66回 青少年読書感想文全国コンクール 課題図書特集

2020年度 第66回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書が主催の全国学校図書館協議会より発表されました。
1955年に始まった歴史のあるこちらのコンクールには毎年、読書指導の一環として全国から多くの教育機関が参加します。
本ページでは、その課題図書を一挙にご紹介致します。この夏の一冊はヨドバシ・ドット・コムで!日本全国配達料金無料、ポイント3%還元で大変お得!

~青少年読書感想文全国コンクール~

青少年読書感想文コンクールは、児童生徒・勤労青少年を対象に、読書活動の振興等を目的に1955年に始まった息の長い読書運動で、その成果は高く評価されています。 年々作品の応募数も増え、第45回の読書感想文コンクールでは、ついに427万編を越えました。外国にある日本人学校からも多くの作品が応募され、入賞も数多くしております。

小学校低学年の部(1~2年生) 課題図書

BOOK

『山のちょうじょうの木のてっぺん』

にしやんのところの犬が死にそうです。死ぬのはこわい。けれど、いがらしくんは、どうやって死ぬのか、みてみたい気がしました…。
BOOK

『おれ、よびだしになる』

大相撲の世界に飛び込んだ少年を描く。ぼくがすきなのは、おすもうさんより「よびだし」さん!よびだしの暮らし、仕事もわかる。
BOOK

『タヌキのきょうしつ』

夜になると教室でタヌキたちが勉強しているという古い新聞記事から生まれたお話。
BOOK

『ながーい5ふん みじかい5ふん』

れつにならんでいるときは5ふんなんてまてなーい!ジェットコースターにのっているときは5ふんってあっというま!おなじ5ふんでも、こんなにちがう。5ふんはながい?5ふんはみじかい?

小学校中学年の部(3~4年生) 課題図書

BOOK

『青いあいつがやってきた!?』

「よおっ!」とつぜんぼくの目の前にあらわれた、全身青いヘンなやつ。今日一日ぼくといっしょにすごす、だって!?な、な、なんで!?
BOOK

『ねこと王さま』

町に引っ越してきてから、しだいに自分でいろいろなことができるようになる王さまと、王さま思いのねこの、心あたたまる物語。
BOOK

『ポリぶくろ、1まい、すてた』

いま、世界に広がっているプラスチックごみ問題。20年前、アフリカの小国ガンビアに、ポリ袋のリサイクルをはじめた女性がいた―。

『北極と南極の「へぇー」くらべてわかる地球のこと』

北極と南極、にているようで、ちがうところがいっぱい!ふたつの極地から、地球の「今」と「これから」がみえてくる。

小学校高学年の部(5~6年生) 課題図書

BOOK

『ヒロシマ 消えたかぞく』

あの日、ヒロシマに落とされた、たった一発の原子爆弾が、笑顔にあふれた6人家族、鈴木六郎さん一家を消し去った。
BOOK

『月と珊瑚』

勉強ができない沖縄の少女・珊瑚と『ベルサイユのばら』のオスカルみたいな転校生・月。日記に綴られる少女たちの日常から、「今の沖縄」が浮かびあがる。
BOOK

『飛ぶための百歩』

中学を卒業したばかりのルーチョは5歳の時に失明していた。周りの目が気になる中、大人への一歩を踏み出す少年少女の成長物語。
BOOK

『風を切って走りたい!―夢をかなえるバリアフリー自転車』

体の不自由な人ひとりひとりに合わせ設計したバリアフリー自転車を作り続ける堀田健一さんの挑戦を描く感動ノンフィクション。

中学校の部 課題図書

BOOK

『天使のにもつ』

斗羽風汰、中2。職場体験先に選んだのは保育園。子どもと遊んでりゃいい?マジミスった!なんでこんなとこ選んじゃったんだ…。
BOOK

『11番目の取引』

アフガニスタン難民のサミと祖父の生きる術であり、心の拠り所だった伝統楽器ルバーブが奪われた!買い戻すには1か月以内に700ドルが必要だ。サミは友だちの助けを借りて自分の持ち物で物々交換を始める。希望と友情の物語。
BOOK

『平和のバトン―広島の高校生たちが描いた8月6日の記憶』

被爆証言者の記憶を広島の高校生が油絵に描いて記録する『次世代と描く原爆の絵』プロジェクト。平和を考えるノンフィクション。

高等学校の部 課題図書

BOOK

『廉太郎ノオト』

明治×音楽×青春!歴史小説の俊英が描く、夭折の天才音楽家・瀧廉太郎の青春物語。
BOOK

『フラミンゴボーイ』

始まりは、一枚の絵。その絵に導かれて歴史に埋もれた遠い過去へと長い旅に出る。フラミンゴと話ができる不思議な力を持つ少年と少女の切ないけれど優しい物語。
BOOK

『キャパとゲルダ―ふたりの戦場カメラマン』

「写真」は生きるための切符だった……。 激動の1930年代、カメラを武器に革命に身を投じた若き二人の青春物語。
『カンタン! 齋藤孝の 最高の読書感想文』

本を読むのは大の苦手!感想文ってなにを書けばいいの?
読めない人も、書けない人も、心配しなくて大丈夫!コツさえわかれば、読書感想文なんてカンタンに書けちゃうんだ。
さあ、トクベツ授業がはじまるよ!

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『読書感想文書き方ドリル 2020』

今年も出ました!「賞がもらえる」と話題、夏休み小学校課題図書に完全対応した、唯一の書き込み式ドリル!

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■読書感想文は、何のために書くの?

書くことによって考えを深められるからです。読書感想文を書くことを通して思考の世界へ導かれ、著者が言いたかったことに思いをめぐらせたり、わからなかったことを解決したりできるのです。ですから読書感想文は「考える読書」ともいわれます。また、どんなに強く心を動かされても、時がたてばその記憶は薄れてしまいます。読書感想文は自分自身の記録です。読み返すことによって、いつでも「感動した自分」に出会うことができるのです。

■「課題読書」・「自由読書」って何?

読書感想文コンクールの主催者が指定した本を読んで書くのが「課題読書」です。本の専門家の先生方が、新しく出版されたたくさんの本の中から、年齢に合わせて、多くの感動を得られたり新たな知識を得られたりする本を、フィクション、ノンフィクション、外国作品など幅広く選んだものです。ぜひ読んでみてください。一方、自分で読みたい本を自由に選んで読書感想文を書くのが「自由読書」です。フィクションでもノンフィクションでもかまいません。読書感想文は「読書の幅」を広げるチャンスです。ふだん物語や小説をよく読む人は科学の本にチャレンジしたり、スポーツの本をよく読む人は伝記を読んでみたりしてください。

■どんな本を読んだらいいの?

思いっきり楽しめたり、自分を見つめなおしたり、新しいことを教えられたり……。自分の心を突き動かしてくれる本が、その人にとっての「良い本」だといえます。自分に合った、心を動かされる本を探してみましょう。迷ったら、自分のことをよく知っている人、たとえば家族や担任の先生、教科の先生、部活の顧問の先生に相談してみましょう。「本の専門家」の図書館の先生に相談してもいいでしょう。友だちと紹介し合うのもいいですね。

■なぜ、本を読むことが大切なの?

一冊の本が、人生を変えてしまうことがあります。本の中で旅をしたり恋をしたり、冒険をしたり……。人は本の中でいろいろなことを体験できます。登場人物と自分の生き方や考え方を比べて、共感したり反発したりします。また、本を使って、疑問に思ったことを解決するために調べることもできます。本を読んで新しいことを知ると、びっくりしたりうれしくなったりします。本は、人の心を成長させてくれ、いろいろなことを教えてくれる友だちです。

■読んだ本の本文や解説などを引用してもいいの?

読書感想文は、本を読んでの自分の思いや心の動きを中心に書くものですから、できるだけ自分のことばを使って書くようにしましょう。確かに解説やあとがきなどは、本の世界をより深く理解するために参考になることがあります。ですから、場合によっては引用する必要が出てくるかもしれません。そのときは、どうしても必要な部分だけを引用することにして、必ず「 」(カギかっこ)でくくりましょう。

■題名はどうつけたらいいの?

本を選ぶとき、本の題名を見ながら「おもしろいかなあ?」とか「読んでみようかなあ?」と考えることはありませんか。題名一つ見ただけで「読んでみたい」とか「読みたくない」とか思ってしまいます。魅力的な題名は人をひきつける力があります。せっかく書いた読書感想文ですから、人が読んでみたくなるような題名を考えましょう。自分が一番感動したことやもっとも言いたいことの、中心となることばを考えて題名にするといいでしょう。

■字数は規定の字数以内なら何字でもいいの?

本を読んだ感動や本を読んで考えたことを、人に伝わるように十分に書き表すためには、ある程度のことばの量が必要です。心の中のあふれる思いを、たくさんのことばを使って表現してみましょう。字数の規定はいわばことばで表現できるグラウンドの広さです。せっかく広いグラウンドが用意されているのに、それを自分で狭くする必要はありません。規定の字数をなるべくいっぱいに使って、思いっきり読書の感動を表現してみましょう。

■何をどう書けばいいの?

本を読んで自分がどこに感動したのか、なぜ感動したのかを考えましょう。そしてもう一度本を読んでみましょう。自分の生き方や経験と本の世界とを照らし合わせると、いろいろなことが見えてきます。感じたこと、思ったこと、連想したことなどを忘れないうちに全部メモしておきましょう。そうしたら、順番を入れ替えたり内容を補ったりして、どう書けば自分の心の動きにぴったりするか、それがうまく人に伝わるかを考えましょう。先生や家の人と相談してみるのもいいでしょう。そうするうちに何をどう書けばいいのか、自分が一番言いたいことは何なのかがはっきりしてきます。書き終わった時には、それまでとはどこか少し違った自分になっていることに気づくはずです。