【2025年】動画撮影機能で選ぶミラーレス一眼特集 おすすめ6選をご紹介

動画におすすめのミラーレス一眼特集
動画におすすめのミラーレス一眼特集

最終更新:2025/2/13

これまでは写真ならデジタルカメラ、動画ならビデオカメラと、得意分野がはっきり決まっていました。しかし進化を続けた現在のミラーレス一眼なら、動画撮影でも十分な性能を発揮します。
家族の記録は写真も動画も綺麗に残したい方から、部活・サークルでの映像制作、YouTubeなどに投稿する動画のクオリティをさらに上げたい方まで、幅広いニーズに応えます。

「今使っているビデオカメラから買い替えたいけど、ビデオとミラーレスどちらにしよう」「ミラーレスは全くの初心者だけど、安心して使える機種はどれだろう」そんな悩みをお持ちの方に、動画機能でミラーレスを選ぶ際に重視するポイントやおすすめモデル、撮影に役立つアクセサリ・機材をご紹介します。

ミラーレス一眼・ビデオカメラ・スマートフォン 動画機能の違い



写真も動画も高画質で撮れるミラーレス、ズームに強いビデオカメラ、気軽に撮れるスマートフォンなど、それぞれに動画機能の強みがあります。
普段は写真用として、いざという時には動画も取れるミラーレスが人気ですが、一台で全てのシーンを撮ることにこだわらず、メイン機とサブ機のように環境に合わせて使い分けるのもおすすめです。

ミラーレス一眼の特徴

●大型センサー&大口径レンズで高画質
高画素な大型センサーの情報量を4KもしくはフルHDに変換するため、同じ解像度でもより高画質に仕上がります。

●レンズの個性を活かした撮影ができる
広角や望遠など、レンズを使い分けることで主役や場の遠近感などを際立たせることができます。

●動画からの静止画切り出しが高画質で行える
高精細に撮影できるため、撮影後にじっくり確認して静止画に切り出すのもおすすめです。

ミラーレス

ビデオカメラの特徴

●片手で持ちやすいフォルム
奥行の長いデザインは握りやすく、目線の高さで構え続けても負担が少なく長時間の撮影に向いています。

●ズーム倍率が高い
センサーが小さくズームレンズのスペースが広いため、小型でも高倍率ズームが可能です。

●動画撮影中の写真撮影も可能
静止画用のボタンが別になっており、動画撮影中もいつでも写真撮影ができます。


ビデオカメラ

スマートフォンの特徴

●いつでもすぐ撮影できる
常に持ち歩いているスマートフォンなら、不意に出会った撮影チャンスも逃さず撮影できます。

●撮影してそのままSNSで共有できる
撮ってすぐアプリで編集、あるいはそのままWeb上にアップロードしてシェアできます。


スマートフォン

ミラーレス一眼の選び方



【ポイント1】イメージセンサーサイズをチェック

レンズが捉えた像を電気信号に変換する部分で、写真や動画の画質を決める大きな要素です。センサーが大きいと1画素の面積が大きくなり、より高画質で撮影できます。ビデオカメラやスマホの多くが1/2.5~1/1.7サイズなのに対し、ミラーレスは4/3サイズ以上となり、かなり大きくなります。ミラーレスの動画がビデオカメラやスマートフォンよりも高画質で撮影できる理由のひとつです。
ミラーレスの中でもセンサーサイズの規格はいくつかに分かれており、大きいモデルほど画質面では有利ですが、センサーに合わせてカメラボディやレンズも大きくなってしまいます。そのため、ホームビデオのように気軽に使えるコンパクトさを重視するのであれば、センサーサイズが小さいカメラの方が適しています。

センサーサイズ



【ポイント2】解像度・フレームレートをチェック

動画解像度
一般的なミラーレスの動画解像度は4K(3840×2160)やフルHD(1920×1080)が一般的ですが、一部のモデルは8Kやシネマ用フォーマットにも対応しています。解像度そのものはビデオカメラやスマホでも同等の性能のものは多くありますが、センサーの大きさと画素数によって得られる情報が増すため、より明瞭さと豊かな階調で撮影することができます。

フレームレート
フレームレートは1秒間のコマ数(fps)を指します。高解像度でもコマ数が少なくなってしまうと、動きの滑らかさが損なわれてしまいます。機種によって、同じ4K解像度であっても60fpsで撮れるものと30fpsまでしか設定できないものなど、性能に違いがあります。
また、表現したい雰囲気によって設定を変更することもできます。例えばテレビ等と同じコマ数は30fps、より動きが滑らかに感じられるのが60fps、映画のような雰囲気は24fps、120fps以上の表記があるものはスロー動画が撮影できるということを指します。

記録解像度

クロップ倍率
ミラーレスで動画撮影をする場合、写真モードより画角が狭くなる場合があります。カメラの性能や記録画質、手ブレ補正の強さによって、データの読み出し速度を早めるために、使用するイメージセンサーの面積を制限する必要があるためです。画角の変化が起きにくいミラーレスは「全画素読み出し」や「クロップなしで4K/30p撮影可能」といった特長が記載されているため、選ぶ際の参考にしましょう。

4Kクロップ

【ポイント3】バッテリーライフをチェック

バッテリーの持ちも忘れずにチェックしましょう。実撮影時間は長くても90~100分のモデルがほとんどであるため、予備のバッテリーを用意しておくと安心です。また、USB給電に対応しているモデルなら、コンセントやポータブル電源から給電しつつ撮影を続けることも可能です。

連続撮影可能時間
バッテリーとは別に、連続して録画できる時間は機種や設定によって異なります。従来のデジタルカメラはどの設定でも30分未満に定められていましたが、現在その制限は無くなっています。しかし、上位機種との差別化のために30分縛りを残している機種もあります。長時間録画し続ける用途は限られていますが、場合によっては注意が必要です。

バッテリー

放熱機構
長時間の稼働や外気温によっては、熱暴走を起こして撮影を続けられなくなるおそれがあります。ミラーレスの中でも上位のモデルは、熱を外部に逃がす設計やオプションのファンに対応しているなど、様々な対策がされています。本格的な映像制作に使用する場合にはこの点にも注意しましょう。

放熱機構

【ポイント4】オートフォーカス(AF)性能をチェック

ミラーレスでの動画撮影は、写真と同様のきれいな背景ボケも楽しめます。その分、ピントが合う範囲の奥行(被写界深度)が狭くなるため、AF性能が重要になります。
タッチパネルで選択した被写体を追尾する機能や、人の顔・瞳を検出する機能などが搭載されていれば、ピントを主役に合わせ続けることができるため、格段に使いやすくなります。

AF

【ポイント5】手ブレ補正の性能をチェック

ミラーレスの手ブレ補正には3つの方式「電子式」「光学式(センサーシフト式・レンズシフト式)」があります。写真撮影で効果が大きいのは光学式の2つですが、動画撮影では電子式が重要になります。「アクティブ手ブレ補正」などと呼ばれる動画向け手ブレ補正モードが搭載されているモデルなら、歩き撮りのように大きなブレが連続する続くような撮影でも見やすい動画が撮影できます。

手ブレ補正

【ポイント6】レンズの動画性能もチェック

ミラーレスはレンズが交換できるのが大きな特徴ですが、レンズにも動画撮影が得意なものとそうでないものがあります。写真の場合は瞬時にピントを合わせられることが重要になりますが、動画の場合はピントの動きが緩やかな方が見やすくなります。

動画撮影におすすめなのが、ステッピングモーターを搭載しているレンズです。ステッピングモーターなら動画撮影時でも高速かつ振動や音を抑えてなめらかにピントを合わせてくれます。カメラとセットになっているレンズの多くが採用しているので、選ぶ際の目安にしましょう。

また、電動ズーム機構を搭載したレンズもあります。ズームの際にリングを回して操作するとブレの原因になりますが、電動ズームならブレずに一定のスピードでズーム操作が可能です。組み合わせによってはボディから制御できる場合もあります。

電動ズーム

【ポイント7】動画撮影をサポートする機能をチェック

RECボタン
シャッターボタンとは別に動画のRECボタンが搭載されている機種なら、動画モードに切り替えることなく素早く動画撮影に移れます。カメラが適正な明るさ・色合いに調整してくれるので失敗しにくく安心です。

RECボタン

可動式モニター
高い場所や低い場所から撮りたい場合、あるいは自撮りしたい場合に、モニターを見ながら撮影することができます。また、胸の高さで構えることで、長時間の撮影でも腕の疲れを軽減できます。

可動式モニター

外付けマイク対応
カメラの内蔵マイクは周囲全体の音を拾うように設計されており、余計な雑音やカメラの動作音も拾いやすくなっています。外付けマイクを取り付ければ、被写体や撮影環境に合わせて狙った音を収録できます。

外付けマイク対応

リモコングリップ対応
ミラーレスはビデオカメラと違い、両手で構えて撮影するのが基本のスタイルです。片手で安定した撮影を行うなら、カメラ下にボトムグリップを取り付けるのが最適です。リモコン機能がついたグリップなら、手元でよりスムーズに操作が行えます。

リモコングリップ

よくあるご質問


動画撮影に最適なメモリーカードは?
4K解像度で撮影するなら、U3もしくはV30と記載のあるSDXCカードがおすすめです。4Kで撮影できる時間は64GBで約1時間となります。
くわしくはこちら >
Log撮影とは?
動画の記録方式の一つです。通常の撮影ではカメラ内で自動補正が掛けられ、完成した動画として記録されています。一方、Logはほぼ生の状態のデータで、編集時に処理が必要になります。その分、自動補正では失われてしまうディテールを残し、トーンの調整で理想の表現を行えるなど、映像作品の制作に特化しています。/dd>

ヨドバシ・ドット・コム おすすめモデルのご紹介



手軽に撮影を楽しめるおすすめモデル

キヤノン EOS R10 RF-S18-150 IS STM レンズキット
入門機としても人気のシンプルな操作性ながら動画性能も高く、クロップなしの4K/30p撮影が可能です。スマホで見やすい縦位置動画にも対応するなど、SNSとの親和性も高いモデルです。
> 詳しく見る

ニコン Z 30 ダブルズームキット
ニコンがVlogger向けにリリースしたミラーレス。クロップなしの4K/30p撮影や、フルHD/120pのスロー動画にも対応。動画撮影ではあまり使われないファインダーの代わりに、ステレオマイクを大型化して搭載しています。
> 詳しく見る

パナソニック LUMIX GH5 II 高倍率ズームレンズキット
4/3サイズのフォーサーズセンサーのため、対応レンズがコンパクトで機動性に優れています。長時間撮影や10bitのLog撮影など同価格帯では最も本格的な動画撮影機能を備えており、さらに5G対応端末と連携して無線ライブ配信を行うこともできます。
> 詳しく見る

本格的な動画性能を搭載したモデル

ソニー α7C II ズームレンズキット
写真も動画も、という方におすすめの高画質フルサイズモデル。コンパクトなボディを活かした手持ち撮影を強力にサポートする高性能手ブレ補正を搭載し、クリエイティブな映像表現を強力にサポートします。
> 詳しく見る

ソニー VLOGCAM ZV-E1L レンズキット
AIによる被写体認識やクロップなしでの4K/60p記録など、動画性能に関してはαシリーズの最上位モデルに匹敵する高性能。さらにVLOGCAMシリーズならではのマイク性能や動画手ブレ補正機能などの長所を併せ持ったモデルです。
> 詳しく見る

パナソニック LUMIX S5II 高倍率ズームレンズキット
上位機種譲りの高性能に加え、自分好みの雰囲気で写真を残せる機能を多数搭載。見やすい電子ファインダー、右親指だけで操作できるボタンやダイヤルの配置など、撮影に集中するための設計が盛り込まれており、初めての方から幅広いユーザーが使いやすいモデルです。
> 詳しく見る


用途で選べる交換レンズ

広角レンズ

広角レンズ

人の視野より広い範囲を撮影できるレンズ。遠近感を強調したり、被写体にぐっと近寄って撮影することができます。

標準レンズ

標準レンズ

人の視野に近い画角を持つレンズ。画質や使いやすさのバランスが良く、普段使い用として写真にも動画にも最適です。

望遠レンズ

望遠レンズ

遠くの被写体を引き寄せて撮るレンズ。遠近感を圧縮し、大きなレンズボケで被写体を際立たせることが可能です。

おすすめアクセサリ

関連する特集ページを見る

ミラーレス一眼に関する【2025年】動画撮影機能で選ぶミラーレス一眼特集 おすすめ6選をご紹介以外のHowToページをご紹介致します。

【2025年】ミラーレス一眼カメラの選び方 写真も動画も本格的に楽しめるおすすめ6選をご紹介

【2025年】ミラーレス一眼カメラの選び方 写真も動画も本格的に楽しめるおすすめ6選をご紹介

ミラーレス一眼やデジタルカメラに関する疑問の解消から、使用スタイルに合わせた最適な一台の選び方まで、一眼レフやコンパクトデジカメ、スマートフォンとの違いの解説とともに、おすすめのミラーレス一眼をご紹介します。

【2025年】フルサイズミラーレス一眼カメラおすすめ9選

【2025年】フルサイズミラーレス一眼カメラおすすめ9選

フルサイズ機ならではのメリット、おすすめ人気モデルをご紹介

お探しいたします

ご要望の商品を店員がお探しいたします。お気軽にお申し付けください。
商品をリクエストする