レインウェアの選び方特集
「レインウェア」の商品を全て見る
レインウェアの役割

登山やハイキングなどの山歩きにおいて、レインウェア(レインジャケット・レインパンツ)は必携装備の一つです。
雨の日に山歩きをするなら体を濡らさないためにもレインウェアを着たまま活動しますし、たとえ出発時は晴れていても、山の中では急に天気が悪化することもあります。
また、荷物を厳選する必要がある登山においてはレインウェアは防寒着としての一面も持ち合わせており(特にレインジャケット)、風が強い稜線や標高の高い山頂など、天気に関わらず「思ったより寒い」という状況下で着用することで体温の低下を防ぎ、体力の消耗を抑えることができます。
このように、「雨でも晴れでも、安全に活動し続けるため活躍する」というのが山歩きにおけるレインウェアの特徴で、必携装備たる所以と言えるでしょう。
レインウェアの選び方

雨の日はレインウェアを着たまま活動(運動)するので「外からの雨で体が濡れないこと」「体から出る汗(水蒸気)で内部から蒸れないこと」この両方に対処する必要があります。
そのため、アウトドアブランドのレインウエアは「防水透湿素材(雨を防ぎながら蒸れを逃がす素材)」を使用しながら、体の動きを妨げない着心地を実現した高機能なものとなっています。
山歩きを成功させる秘訣は、いかなる状況下でも体力の消耗をなるべく抑えることです。そのためにも山での着用を想定し、雨でも快適に活動できるアウトドアブランドのレインウエアがやはりおすすめです。
以下に山歩きで着用するレインウェア選びでチェックしたい要素を簡単にまとめましたので参考にしてみて下さい。
- 防水性
- 外からの雨や水滴で体を濡らさないこと。本格的な登山では耐水圧20,000mm以上が推奨されます。
- 透湿性
- 着用したまま活動するので、体から出る汗の水蒸気を外側に放出して、体をドライに保つ必要があります。
- 携帯性
- 着用しない時はザックの中に入れて持ち歩くため、嵩張らずコンパクトになるものが必要となります。
- 軽さ
- 着用したまま動き続ける以上は、重量が軽い方が体への負担は少ないと言えます。
- 耐久性
- 木や岩など様々な障害物と接触する可能性がある山の中では、生地の耐久性も求められます。
- 着心地
- 脚を上げたり、横方向にも移動したりと山では不規則な動きが多いので、動きやすさ(ストレッチ性)も大切です。
実際にレインウェアを選ぶ時は、上記に挙げた要素に価格を含め「自分がどの要素を重視するか」を考えてみましょう。
例えば、夏の暑い時期に登ることが多いのであれば「透湿性」に優れたモデルが蒸れにくくて快適ですし、ULハイクなど軽量化に拘るのならば生地が薄目で「軽量」「コンパクト」なモデルを、ハイキングや低山登山が中心であれば、機能性は程々で「コストパフォーマンス」に優れた上下セットなどなど――。
防水透湿素材一つとっても、代表格である「ゴアテックス」以外にも各社独自の素材を開発したりとレインウェアも年々多様化してきています。
防水性という点では各社そこまで大差はないですが、それ以外の機能(プラスα)にも注目しながら商品を選べば、より快適な山歩きが実現できるでしょう。
おすすめレインウェアピックアップ
高いプロテクションと快適な着心地を両立した、ミレーのロングセラー高機能レインジャケット。 非常に高い透湿性を備えた独自開発の3層防水透湿素材は、今シーズンはさらに耐水圧が向上し、あらゆる天候で衣服内を常にドライに保ちます。
<仕様・特徴>
- ・素材:ティフォン 3L ニットバック ナイロン100%
- ・重量:M's 300g/W's 260g
- ・高い透湿性(50,000g/m2/24h)と十分な耐水圧(30,000mm)を両立。
- ・ヘルメット対応で調整可能なプロテクティブバイザー付きフード
- ・ダブルスライダーフロント止水ジップ
長期間行動をするロングトレイルでの使用を想定し、快適に着用し続けることができる防水シェルパンツ。生地は軽量で柔らかなePEメンブレンを採用したGORE-TEX PRODUCTS 3層構造。しなやかな風合いを持つ40デニールのリップストップ素材です。
<仕様・特徴>
- ・素材:40D Ripstop Nylon GORE-TEX C-Knit Backer(3層)
- ・左ももポケット内アクセスファスナー仕様
- ・裾はフィット感の調節がしやすい片引きのドローコード仕様
- ・膝上まで開くファスナーにより、靴を履いた状態での着脱が可能
Mens
PFCフリーの撥水加工を施し、Gore-Tex(R) 2.5レイヤー素材を使用したこのハードシェルジャケット。
▶この商品のラインアップはこちら
Ladies
コロンビア独自の防水透湿機能「オムニテック」が水の侵入を防ぎウェア内のムレも逃すため、肌への張り付き感がなく快適な着心地を実現。
▶この商品のラインアップはこちら
Ladies
50デニールと太番手の糸を使うことで、PACLITEの軽量感はそのままに、着用していることで安心感を感じることの出来る一品。
▶この商品のラインアップはこちら
▶レインパンツはこちら
Unisex
防水ジャケットとパンツがセットになったレインスーツ。エントリーモデルながら、アウトドアの防水ウエアに求められる機能性を十分備えています。
▶この商品のラインアップはこちら
アウトドアブランドのレインウェアは、通勤・通学などの普段使いにもおすすめ!
アウトドアブランドのレインウェアは①蒸れにくい②軽量・コンパクト③耐久性も良い、と高機能なので、雨の日の通勤通学やお買い物など日常生活でも積極的に活用して頂きたいアイテムです。他には屋外レジャーやフェスなどでも快適に過ごせるので、山には登らないという方もぜひチェックしてみて下さい。
レインウェアをカテゴリから探す
レインウェアをブランドから探す
レインウェアのお手入れ方法

レインウェアは着用したら毎回洗濯するのがおすすめです。一見汚れていないように見えても、汗や皮脂汚れなど見えない汚れが付着しています。
①.まずは洗濯表示を確認しましょう。適切な方法で洗濯する事で生地の劣化を防ぎます。
②.洗濯機で洗える場合は、ジッパーやベルクロを全て閉めて洗濯ネットに入れて洗濯します。洗剤はアウトドア専用洗剤か中性洗剤を使います(粉末洗剤や柔軟剤、漂白剤は使用不可)洗剤を生地に残留させないためすすぎの回数を多めに設定して、脱水は原則行いません。
③.しっかりと乾燥させます。自然乾燥なら風通しの良い陰干しで、乾燥機が使えるものなら水気をある程度切った後に使うのもOKです。
④.生地表面の撥水性を回復させるため、熱処理を施します。乾燥機もしくは、あて布をして低温でアイロンがけをします。どちらでやるにしても温度設定ややりすぎには注意です。生地表面の撥水性が落ちてきたと感じたなら適宜撥水スプレーを使用しましょう(この場合、洗濯→撥水処理→熱処理の順です)
⑤.保管はハンガーに吊るして直射日光、高温多湿を避けた屋内で保管します。付属の収納袋に入れたままや、折り畳んだ状態での保管はおすすめしません。
おすすめメンテナンス用品ピックアップ
あわせて買いたいおすすめレイングッズ
①レインハット

雨が降るとレインジャケットのフードを被ることが多いと思いますが、レインハットを被るのもおすすめです。フードよりも視界が確保できて蒸れ感も軽減できますし、ジャケットを着るか迷うくらいの小雨ならレインハットを被っているだけでも雨はさほど気にならなくなります。大雨や強風時はフードでしっかり顔を覆う方がいい事もあるので、状況を見ながら上手に使い分けるのがポイントです。
②レイングローブ

雨の日の登山やハイキングでは、体が濡れると体力を大きく消耗します。更に標高の高い山域や季節によっては体が冷えてきて思うように活動できなくなることも考えれらます。手(指先)は特に冷えを感じやすい部位ですし、手を保護して怪我のリスクを抑えるためにもレイングローブを用意しておくと安心です。
③折りたたみ傘

意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、登山やハイキングでもおりたたみ傘があると便利です。例えば、急な雨が降ってきた時にひとまず傘をさして当座をしのいだり、山小屋やテント滞在中、屋外に用事がある際にいちいちジャケットを着なくて済みます。また、下山後の観光や街中での移動時などにも活躍します。なるべく軽量コンパクトなタイプを選ぶのがポイントです→おすすめ折りたたみ傘ブランド「HUS.(ハス)」
④ポンチョ

道が整備された歩きやすい自然散策や里山ハイキングでは、ポンチョ(レインポンチョ)を選択するというのも良いでしょう。頭からすっぽり被るだけで雨対策ができる手軽さや、通気性がよく蒸れにくい、ザックもまとめて覆える点などが便利です。また、キャンプやフェス、通勤通学などでも役立ってくれます。
【登山・ハイキングにおけるポンチョの使い道】
ポンチョは上述の通り、被るだけという手軽さや通気性に優れている点などレインウェアにはない魅力があるアイテムですが、一方で上下着用したセパレートタイプのレインウェアと比べると防水性は劣る(形状により袖口からの雨の侵入、下半身は濡れやすい)ことや、風に煽られやすく周囲の障害物に引っ掛かる可能性がある点などは押さえておく必要はあります。
登山やハイキングにおいては、ポンチョは風の影響を受けにくい樹林帯や比較的難易度の低いコースを歩くのに適しています。街中に近い自然散策や登る量が少ない低山ハイキングでは快適に着用できることでしょう。
風が強くなって条件が厳しくなりやすい森林限界を超えるような高山や稜線歩き、岩場が多いテクニカルな登山コースに行く場合は、防水・風性により優れて体の動きにしっかり追従してくれる、セパレートタイプ(上下別)のレインウェアをご用意することをおすすめいたします。
レインウェアの豆知識
レインウェアに纏わる豆知識や気になる疑問点を解説いたします。