【2025年最新】インクジェットプリンターの選び方 A3印刷対応モデルや写真印刷におすすめ6選をご紹介

インクジェットプリンターの選び方
インクジェットプリンターの選び方

最終更新:2025/2/1

書類や資料のコピー、写真やハガキの印刷などに活躍する「インクジェットプリンター」。ヨドバシ・ドット・コムでは写真印刷に最適なモデルや、ランニングコストを抑えることのできる大容量インクタンクを搭載したモデルなどを品数豊富にご用意。
お客様にピッタリの商品が見つかるよう、インクジェットプリンターの選び方のポイント、おすすめモデルをご紹介いたします。

インクジェットプリンターとは

●家庭用に最も普及しているプリンター

インクに圧力や熱を加えて微粒子に変え、直接用紙に吹き付けることで印刷する方式のプリンターが「インクジェットプリンター」です。高解像度で色の再現性が高く、高画質な仕上りになるため、写真プリントやイラスト、年賀状印刷などが特に向いています。
加えて、本体サイズがコンパクトな機種が多く、価格帯がリーズナブル。消費電力が少なくて済むので、家庭用プリンターとして広く普及しています。

家庭で広く普及するインクジェットプリンター

●レーザープリンターとインクジェットプリンターの違い

プリンターの主な印刷方式としてもう一つ「レーザープリンター」があります。感光体と呼ばれる筒状のドラムにトナーと呼ばれる粉を付着させ、用紙に転写して印刷する方式のプリンターで、インクジェットプリンターに比べて圧倒的に高速で高品質な文書印刷が可能。1枚あたりの印刷コストも安価なことから、大量の文書や資料の印刷に最適なため、オフィスでの利用に適したプリンターです。
対して、インクジェットプリンターは、レーザープリンターでは表現しにくいグラデーションや、なめらかな色彩の再現性に優れ、初期費用が比較的安価な機種も多いため、家庭での利用の他、少量の印刷をメインとするオフィス環境にも適しています。

インクジェットプリンターとレーザープリンター

インクジェットプリンターの選び方

【ポイント1】インクの種類

インクジェットプリンターで使われるインクには「染料インク」と「顔料インク」の2種類があり、メーカー、モデルによって使われる種類が異なります。

●発色が綺麗で写真印刷に最適な「染料インク」

塗料の細かい粒子が水に溶けているのが「染料インク」です。紙に染み込ませて印刷する方式で、インクが紙の繊維にまで浸透するため、発色が鮮やかで、透明感のある仕上がりになります。染料インクは性質上、光沢感を失わずに印刷できるため、光沢紙への写真印刷にピッタリです。デメリットとしては、乾くまでに時間がかかり、水に弱く滲みやすいことが挙げられます。
写真印刷の画質にこだわる場合は、基本の4色(シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック)にくわえ、5色、6色といった色数の多いタイプがおすすめ。より美しい写真印刷が可能です。

髪に染み込む染料インク

●くっきりとした印刷で文書印刷に最適な「顔料インク」

塗料の粒子が大きく、溶け切っていない粒子が水の中に分散しているのが「顔料インク」です。用紙の表面にインクを定着させる印刷方式となります。インクが染み込まない為、印刷が滲みにくく、耐水性が高く、印刷後すぐに乾きます。文字をくっきりと映し出せるため、文書の印刷に最適。ただし、色の鮮やかさでは劣り、染料インクに比べ、価格も高いため、カラーインクは染料インクを使っているものがほとんどです(ハイグレードモデルの中には顔料インクを10色搭載したモデルなどもあります。)
文書印刷を優先される場合はブラックに顔料インクが採用されているかチェックしましょう。

髪表面に定着する顔料インク

また、ブラックの染料インクと顔料インク、両方を搭載したモデルもあります。こちらは写真は色鮮やかに、文書はくっきりと、印刷する内容によって最適な仕上がりを実現しているので、写真も文書も高画質に印刷したい方におすすめです。


【ポイント2】インク方式:インクタンクとカートリッジ

●印刷コストに優れる「インクタンク式」

インクタンク式はボトルに入ったインクを大容量のタンクに注入してインク補充する方式です。カートリッジ式に比べて一回の交換で大量の印刷ができるため、印刷コストが非常に安くなります。交換用のインクボトルもカートリッジ式に比べて割安。また、インク交換の手間も少なくなります。本体価格は割高となりますが、印刷頻度の高いご家庭、オフィスにおすすめです。

インクタンク式

●一体型と独立型に分かれる「カートリッジ式」

カートリッジ式は元々インクが詰められている状態の容器(カートリッジ)を、インクが無くなったら容器ごと交換する方式です。カートリッジ式には一体型と独立型、2つのタイプがあります。
一体型は、複数色のインクが一つにまとまっているタイプです。一体型を採用しているプリンターは本体価格が比較的リーズナブルですが、1色でも切れると印刷ができなくなりまとめて交換する必要があるため、印刷コストは高くなる傾向にあります。
独立型は、1色ずつ独立しているタイプで無くなった色のカートリッジのみを交換することができるので、インクを無駄なく使えるのがメリットです。
カートリッジ式はインクタンク式に比べ本体価格がリーズナブルで、幅広いモデルがラインアップされているのが魅力です。

カートリッジ式

【ポイント3】複合機と単機能モデル

プリンターは、プリント、スキャナ、コピー、FAXなどの複数機能を搭載した複合機と、プリント機能のみのシンプルな単機能モデルに分かれます。
複合機は複数の機能が1台で使用できるため、別途専用機を用意しなくてもよいため省スペース。スキャナ機能があれば印刷せずとも資料の電子データ化や、ネットに繋いでクラウド保存などが可能です。
単機能モデルは印刷機能に特化している為、本体が小さめで、比較的低価格なのがメリット。また、写真印刷に特化したA3サイズ対応プリンターなどもラインアップされています。

プリンター 複合機と単機能モデル

【ポイント4】対応用紙サイズ

多くの家庭用プリンターはA4サイズの用紙までしか対応していないため、さらに大きいサイズを印刷したい場合は必ず対応している用紙サイズを確認しましょう。
A3サイズ対応なら、ポスターや図面など、A4サイズでは表現しきれない大迫力の印刷が可能。お気に入りの写真を大きく引き伸ばして飾ったり、細かい図面を全体を見渡せるサイズで印刷したりと、用途はさまざまです。また、スキャナ機能も搭載していれば、A4の書籍や雑誌を見開きで一度にスキャンしてコピーやデジタル化できるなど、作業効率も大幅にアップします。

A3サイズの印刷に対応したプリンター

【ポイント5】給紙方法

使用したいシーンに合わせて給紙方法もチェック。給紙方法には「用紙トレイ」「背面」「手差し」などがあり、印刷頻度の多い方は用紙トレイ搭載モデルがおすすめ。トレイに印刷用紙をあらかじめ、まとめてセットしておけるので大量印刷の際にも手間がかかりません。厚紙や封筒などを印刷したい場合はその機種が背面給紙や手差し給紙などで対応しているか確認しましょう。

印刷用紙をまとめてセットして置ける「用紙トレイ」

【ポイント6】Wi-Fi、スマホアプリ対応

Wi-Fi接続対応のプリンターなら、パソコンやスマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスからケーブルなしで直接印刷できます。自宅やオフィス内のどこにでも設置でき、場所を選ばない自由さが魅力です。
多くのメーカーが専用アプリを提供しており、アプリ上で印刷設定や操作が簡単に行えるので、初めての人でも安心して使えます。例えば、スマートフォンで撮影した写真をすぐに印刷したり、パソコンから複数のファイルをまとめて印刷したりといったことが可能です。
最近では、Wi-Fi環境がなくても、プリンターとデバイスを直接つなげる「Wi-Fi Direct」機能や、Apple製品との連携が簡単な「AirPrint」に対応したモデルも増えています。これらを使えば、さらに手軽に印刷を楽しむことができます。

スマホアプリから印刷も簡単

【ポイント7】操作パネル

操作パネルには従来のボタン式と、液晶画面に触れて操作できるタッチパネル式があります。使いやすさを重視するなら各種機能が見やすく、直感的に操作できる大画面液晶を搭載したタッチパネル式がおすすめです。また、液晶画面が搭載されているとインク切れや紙詰まりなどの印刷エラーがあった際、画面で内容や対処方法を確認ができるため、操作に慣れていなくても自己解決しやすくなるといったメリットもあります。

液晶操作パネルモデルはわかりやすく、使いやすい

【ポイント8】その他の便利機能

自動両面印刷

自動両面印刷

自動両面印刷機能があると用紙を裏返す手間なく両面を印刷できます。特に枚数が多い場合などは大幅な作業効率アップにつながります。

自動原稿送り(ADF)

自動原稿送り(ADF)

自動原稿送り(Automatic Document Feeder)機能があると、原稿を自動で読み込み、複数枚ある書類などを連続でコピーやスキャンできます。自動原稿送り機能が無いとガラス台に1枚ずつ読み込ませなくてはいけないため、原稿数が多ければ多いほど手間がかかります。

フチなし印刷

フチなし印刷

フチなし印刷は、紙のフチに余白ができないように用紙いっぱいに印刷する機能です。印刷できる用紙サイズは機種ごとに違いがあり、一部の封筒サイズなどは対応していない可能性がありますので注意しましょう。

ダイレクト印刷

ダイレクト印刷

SDカードやUSBフラッシュメモリー、デジカメなどを直接接続し、印刷する機能です。パソコンを介する必要が無いため手軽に印刷できます。また、「Wi-Fi Direct」機能に対応していれば、無線LAN環境やケーブル無しでも印刷が可能です。

レーベル印刷

レーベル印刷

CD、DVD、Blu-ray Discの表面に文字や画像を印刷できる機能です。思い出やお気に入りのディスクをオリジナルデザインにできます。


●便利なスペック検索機能をご利用ください

スペック検索機能では、印刷可能最大用紙サイズや対応機能などで商品を絞り込むことができます。ぜひご活用ください。
スペック検索機能を使う >

スペック検索PC画面
スペック検索スマホ画面

よくあるご質問


インク目詰まりを予防する方法は?
インクジェットプリンターは長時間使用しないとインクのノズルが乾燥して目詰まりすることがあります。少なくとも月に1回は印刷するのがおすすめです。
寿命はどのくらい?
国税庁が定める法廷耐用年数が5年、メーカーの想定寿命も3~5年となっています。
買い替えを考えるべきタイミングは?
以下の症状が出たら買い替えを考えましょう。
・クリーニングしてもノズルが詰まりやすい
・プリンターから異音がする
・印字不良がよく起きる
・用紙送りがうまくいかない
また、どの程度使用したら買い替えのタイミングかは、印刷回数1万回を超えたときと言われています。
処分方法は?
自治体によって違いがありますが、主に「粗大ごみで捨てる」、「燃えないゴミで捨てる」、「小型家電リサイクルボックスで捨てる」などがあります。お住まいの地域よって変わるので確認しましょう。
また、自宅まで回収しに来てくれるリネットジャパン 小型家電宅配便リサイクルもおすすめです。

ヨドバシ・ドット・コム おすすめモデルのご紹介

スマホで写真をよく撮る方におすすめ!簡単操作で高画質印刷

エプソン A4カラーインクジェット複合機 カラリオ コンパクトデザイン Wi-Fi 自動両面印刷 EP-887A
染料6色インク搭載で写真印刷に強い高画質モデル。大画面タッチパネルは見やすく直感的に操作でき、Wi-Fi Directや専用アプリでスマホで撮った写真などを、だれでも簡単に高画質プリントが楽しめます。用紙トレイは前面2段となっており、2種類の用紙をいれたまま収納できるの為、コンパクトで棚にもスッキリ設置可能。3色のカラーバリーエーションも魅力です。
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インク色数・種類 最大用紙サイズ 給紙方法 カラー液晶モニター
6色
染料インク
A4 フロントトレイ
リアトレイ
4.3型タッチパネル
スマホアプリ連携 自動両面印刷 自動原稿送り装置 寸法(幅×高さ×奥行)
349mm×142mm×340mm

資料印刷の際のコスト削減に役立つ、自動両面印刷搭載エントリーモデル

キヤノン A4インクジェット複合機 Wi-Fi 4色一体型 PIXUSTS5430
文字印刷に強い顔料ブラックインクを搭載したエントリーモデル。リーズナブルな価格ながらも自動両面印刷機能を搭載し、用紙を節約した資料印刷などに便利。カラーインクは一体型のため、写真印刷はたまに、文字印刷がメインという方におすすめです。
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インク色数・種類 最大用紙サイズ 給紙方法 カラー液晶モニター
4色
顔料+染料インク
A4 カセット
後トレイ
1.44型
スマホアプリ連携 自動両面印刷 自動原稿送り装置 寸法(幅×高さ×奥行)
403mm×148mm×315mm

時には書類や写真を大きいサイズで印刷したい方におすすめ!A3対応コスパモデル

エプソン A3カラーインクジェット複合機 カラリオ ホワイト EP-982A3
A3手差し印刷に対応した6色インク搭載モデル。普段はA4以下の印刷がメインだけど、時々はA3を印刷したいという方に最適。とっておきの写真や読みずらい資料などを大きなサイズで印刷できます。
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インク色数・種類 最大用紙サイズ 給紙方法 カラー液晶モニター
6色
染料インク
A3 フロントトレイ
リアトレイ
4.3型タッチパネル
スマホアプリ連携 自動両面印刷 自動原稿送り装置 寸法(幅×高さ×奥行)
479mm×148mm×356mm

コストを気にせず印刷したい方におすすめ!5色の大容量インクタンク搭載モデル

エプソン A4カラーインクジェット複合機 エコタンク(大容量インクタンク)搭載モデル EW-M757T
4色の染料インクと顔料ブラックインクを搭載した大容量インクタンク式モデル。印刷コストを抑えて文書も写真もキレイに印刷可能。価格と性能のバランスがとれたおすすめモデルです。大画面タッチパネル搭載、スマホアプリやQRコード接続にも対応しているのでコピーもプリントも簡単。また、インク交換もボトルを挿すだけなので汚れる心配もなく簡単です。
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インク色数・種類 最大用紙サイズ 給紙方法 カラー液晶モニター
5色
顔料+染料インク
A4 フロントトレイ
リアトレイ
4.3型タッチパネル
スマホアプリ連携 自動両面印刷 自動原稿送り装置 寸法(幅×高さ×奥行)
390mm×166mm×339mm

もうコンビニまで行かなくても大丈夫!A3サイズコピー・スキャン対応モデル

ブラザー A3インクジェット複合機 Wi-Fi FAX 自動両面 両面スキャン MFC-J7300CDW
ビジネスでの資料や家庭学習の問題集見開きコピーなどでA3サイズの印刷やスキャンをよく使う方におすすめ。2つある用紙トレイにはA3用紙もセットできるので、用紙の入れ替えが不要。自動原稿送りや両面自動印刷、両面スキャンなど仕事、学習に必要な機能を搭載しています。
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インク色数・種類 最大用紙サイズ 給紙方法 カラー液晶モニター
4色
顔料インク
A3 用紙トレイ×2
背面多目的トレイ
3.5型タッチパネル
スマホアプリ連携 自動両面印刷 自動原稿送り装置 寸法(幅×高さ×奥行)
576mm×375mm×477mm

大量に文書印刷する方におすすめ!大容量インクタンク搭載のモノクロプリンター

キヤノン A4モノクロインクジェット複合機 特大容量 ギガタンク Wi-Fi 有線LAN対応 ADF搭載 GM4030
インクボトル一本で約6,000枚の印刷が可能。ランニングコストに優れた大容量ブラックインクタンク搭載モデル。モノクロプリンターながら、カラーインクカートリッジを装着することでカラー印刷も可能。自動両面プリントにも対応しているので、大量の資料などを印刷する場合も便利です。
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インク色数・種類 最大用紙サイズ 給紙方法 カラー液晶モニター
1色
顔料インク
A4 カセット
後トレイ
スマホアプリ連携 自動両面印刷 自動原稿送り装置 寸法(幅×高さ×奥行)
403mm×234mm×369mm

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